【朝日新聞】都知事選情勢調査

7月25日朝日新聞朝刊に、都知事選の情勢分析が載りました。「小池氏優勢 増田氏追う 鳥越氏苦戦」という客観性のない見出しです。本文の方も見出し同様に「優勢で」とか「追っている」とか「苦戦している」というだけで、どれだけ優勢なのかさっぱり分かりません。これは法律で具体的な数字を出してはいけないと決まっているからのようです。

しかし手がかりはあります。支持政党別の投票先を聞いた結果がグラフになっています。このグラフから具体的な数字を割り出してみます。

いくつか問題があります。

まず棒グラフの各項目の数値がわかりません。これは実際に定規で長さを測ってみました。全体は4cmです。自民支持層で鳥越氏に入れるのは1mm、増田氏には16mm、小池氏には21mm。民進支持層で鳥越氏に入れるのは26mm、増田氏には6mm、小池氏には8mm。無党派層で鳥越氏に入れるのは11mm、増田氏には8mm、小池氏には18mm。

次に、自民と民進と無党派しかグラフに載っていません。公明党と共産党はそれなりに支持があるので無視することはできません。そこで公明党支持層は全てが増田氏に、共産党支持層はすべてが鳥越氏に投票すると仮定します。それ以外の政党は誤差の範囲と見なして無視しました。

また、各政党の支持層の母数がわかりません。グラフでは自民支持層も民進支持層も同じ長さですが、支持者の数は違います。これは、朝日新聞世論調査の最新(7月11日、12日実施)を利用します。自民38%、民進11%、公明4%、共産5%、無党派(支持政党なし+答えない)38%です。全国の支持率で、東京に限定すると違うかもしれませんが、同じだとみなしました。

さらに、当たり前ですが投票態度を明らかにした人しか分析できていません。態度未定は4割だそうです。

これらの条件で計算した結果、次のような投票結果になると推測されます。

小池氏 24%
増田氏 17%
鳥越氏 14%

三候補以外にも候補がいることと、4割が投票態度を決めていないために合計しても100%にはなりません。

ただし、投票率はせいぜい6割と予想されます。態度未定が4割あるから「情勢は変わる可能性がある」との決まり文句で記事にありますが、態度未定の4割は棄権する可能性が高いと思いますので、このまま推移すれば、ほぼこの結果になるでしょう。

鳥越氏は、二人抜かなければ勝てません。つまり自民系のどちらかが失言などの失敗をして失速しても一位にはなれないということです。きわめて厳しい情勢です。

増田氏の場合、現在の支持層が世論調査の結果を見て、万が一にも鳥越氏に勝たれてはいけないと考え、小池氏に乗り換える可能性があります。増田氏も厳しいです。しかし、小池氏が失言などをすれば一位に躍り出ることも可能です。

小池氏はかなり優勢ですが、勝利後の自民党との関係を考えて、発言を修正するなどをすると、逆転される可能性はあります。
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