【朝日新聞】みのもんた氏の発言

7月29日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。耕論のコーナー。昨今の「不謹慎」狩りについて。キャスターのみのもんた氏の話を取り上げます。

 熊本の地震を受けて、ツイッターに「自衛隊きちんとしてほしいね」と書いたんです。そしたら「きちんとしろとは何事だ」と、大変なご批判をいただいた。炎上だね。僕が言いたかったのは、持てる力を存分に生かしてがんばってほしい、ということ。話し言葉ならニュアンスも伝わるんだろうけど、文字だとそうはいかなかった。そこは僕の不徳の致すところ。謝りました。でもね、自分のことはさておいて、他人には何でも「ふざけるな」という連中がいるんだな。情けない。
 (略)
お小遣いも増えて銀座のクラブや赤坂のお座敷で飲んだりなんかしてると「みのの野郎、俺たちが行けない世界で飲んでやがる」と、こうくるんだな。立ち飲み屋で冷ややっこつまみに飲む酒も高級クラブの酒も、歌の文句じゃないけど、溶けて流れりゃみな同じだよ。でもさ風向きが変わったんだね。「よぅ、兄弟!」なんて言ってた人が「テレビで言いたいこと言って金もうけて、銀座でお姉ちゃんと飲んでやがる。不謹慎だ」と。おもしろいもんだね。でも、世間てものがよく分かったよ。
 3年ほど前、次男が窃盗容疑で逮捕された(起訴猶予)時もおんなじ。息子が事件起こしたのにテレビに出てるなんて不謹慎だ、謝罪しろ、責任取れ。消えろ、と。息子の事件と僕の仕事は違うだろ、と言ったんだ。でもね、突っ張れませんでした。番組に関わっている人たちに迷惑はかけられない。テレビ局の社長に「身を引きます」と伝えた。僕は「1週間で最も多く生番組に出演する司会者」としてギネス世界記録にも認定された男です。無念だったね。
(略)



きちんとしてほしいね」というのは、普通に読解すれば、現在きちんとしていない部分があるからあらためて欲しい、という意味です。「持てる力を存分に生かしてがんばってほしい」という意味で言った、というのはちょっと無理があります。

自衛隊の批判をしてはいけない、ということはありません。みの氏が、自衛隊の活動に疑問があるなら、「きちんとしてほしいね」と発言するのは全くの自由です。批判を受けたら、どこがきちんとしていないかを論ずればいいことです。そうやって議論は深化していきます。

いきなり、不謹慎だから黙れ、というのも間違いなら、議論を回避して謝るのも間違いです。


自分のお小遣いで、銀座で飲んでも、批判されるいわれはありません。批判する方が間違っています。
しかし、人気商売の場合、正論を言い返すのがいいかどうかは別問題です。


成人した子供が窃盗したからといって父親に責任はありません。
しかし、これも人気商売の場合は正論だからといって通じないという原理が働きます。責任はなくても、好感度が落ちたら、TVに出続けるのは難しいでしょう。


安易に「不謹慎」狩りをする世間にも問題を感じますが、みの氏の人気もその世間が生んだものです。賞賛の声は当然で、批判の声は「情けない」というのは、バランスを欠いています。
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