【朝日新聞】天声人語:8月17日

8月17日の朝日新聞天声人語を紹介します。

大統領選で批判の応酬が続く米国から、ずいぶんあらっぽい発言が聞こえてきた。クリントン氏の応援演説をしていたバイデン副大統領が言った。「核保有国になり得ないとする日本の憲法を、我々が書いたことを知らないのか」
対立候補のトランプ氏が日本の核武装を容認したことに対する批判だという。米政府の要人としては異例で、無神経というほかない。それにしても「アメリカから押しつけられた憲法だから改憲すべきだ」と主張する人たちが歓迎しそうな話だ
日本国憲法が米国主導で生まれたのは事実だ。日本政府がまとめた憲法改正案が民主的でないとして、連合国軍総司令部(GHQ)が短期間で草案を作り直した。ただ、そのなかで日本の研究者たちの意見も参照されたといわれる
元首相の故宮沢喜一氏がこう語っていた。「我々自身で産んだものでなく、とかく違和感はあったが……我々が憲法というものを育て、使い込んでいった部分があると思うんですね」(『対論 改憲・護憲』)
GHQ内には草案作りの最中に「10年間は憲法改正を禁止すべきでは」との議論があったという。近いうちの改憲を想定し、警戒したのだろう。そこから70年、憲法も、戦争放棄の9条も変わっていない。日本国民の判断である
戦後の歴史を無視するかのようなバイデン氏の発言は傲慢ともとれる。敗戦を思うこの時期、日本の政治家からはどんな声が出てくるか。まさか聞こえなかったことにするわけではあるまい。


天声人語は、バイデン副大統領の発言に噛み付いています。しかし、私は、バイデン副大統領の発言は正しいように思います。

GHQが草案を作ったことを認めながら、「日本の研究者たちの意見も参照されたといわれる」と反論しています。「いわれている」と、あいまいに誤魔化していますが、どうやら不確かなことのようです。

仮に、日本の研究者の意見を参考にしたというのが本当であっても、GHQが草案を作ったという事実がある以上、バイデン副大統領の「我々が作った」発言は間違いではありません。

宮沢元首相の話も、憲法は米国が作ったという事実を認めた上で、日本人が憲法を受け入れたということを言っているだけです。バイデン発言を否定していません。むしろ肯定しています。

傲慢かどうかは別として、歴史的事実として、バイデン副大統領は間違ったことは言っていません。
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