【朝日新聞】「若者の与党びいき」?

9月30日朝日新聞朝刊のオピニオン欄の「耕論」のコーナー。「若者の与党びいき」という題で3人の意見が載っています。

リードは、次の通り

1960年代や70年代、若者といえば、現状に飽きたらず、野党を応援するイメージが強かった。ところが最近は、どの世代よりも与党びいきの傾向が強まっている。何が起こっているのか。


添付の棒グラフをみると
1976年、20代の37%が野党・その他を支持し、18%が自民を支持。50代は31%が野党・その他を支持し、41%が自民を支持。(JABISS調査から)
2009年、20代の14%が民主を支持し、27%が自民を支持。50代は19%が民主を支持、40%が自民を支持。(総選挙時のJESIV調査から)
2016年、参院・比例区の投票先は、18、19歳の17%が民進、40%が自民、10%が公明。20代の16%が民進、43%が自民、9%が公明。50代の21%が民進、35%が自民、11%が公明。(朝日新聞の出口調査から)
となっています。

変だと思うのは「与党びいき」と「自民びいき」を区別していないことです。2009年から2012年まで民主党が与党でした。この間の若者がどちらを支持していたのでしょう。

なぜこれが問題になるかと言えば、“異変”起きた時期の特定にからみます。

2009年の総選挙時の支持率では、自民の支持率の方が上です。ただし、この選挙は民主党が勝っていますので、支持政党を持たない無党派層を含めると、民主党に投票した方が多数派だと想像できます。

「若者といえば、現状に飽きたらず、野党を応援する」というのであれば、民主党政権時代、自民を応援してしかるべきです。にも関わらず民主党を応援していたというのであれば、若者の与党びいきは民主党政権時代より前から始まっていたことになります。自民党を応援していたのであれば、与党びいきは自民が政権をとってからのことです。

若者は革新系を応援するのが普通だ、というのであっても同じです。民主党政権時代に若者がどちらを支持していたかを見ることで“異変”の時期が特定されます。

時期が特定されれば、その時代から何が変わったのだろうかという考察がはじまります。

意見を寄せた3人のうち、学習院大学法学部の平野浩教授も中央大学文学部の山田昌弘教授も、いつからなのか、という当然の疑問を持たずに論を進めています。そして、その内容を要約すれば“最近の若者は・・・・・・”という年寄りの繰言の域を出ていません。

そもそも、普通に考えて、年齢が同じだからという理由で、昔と今の若者が同じ政治上の意見を持つはず、と考えるのは変です。別の人格で年齢以外に共通点はないのですから。

むしろ、大人の多くが、昔野党を応援していたのに、年をとって自民支持に変わったのはなぜだろう、と考える方が意味があると思います。
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