【朝日新聞】ヘイトでない「在日」の話

10月7日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。社説余滴のコーナー。国際社説担当の箱田哲也氏の『ヘイトでない「在日」の話』より。

 日韓をまたぐ巨大グループ「ロッテ」の周辺が、かまびすしい。在日1世である創業者一家のお家騒動をきっかけに、巨額の不正資金事件へと発展した。
(略) 
騒動が起きた際、何とも嫌なものを見た気分になった。
 創業者の息子の韓国語のつたなさや、親子が日本語で話していることなどが発覚すると大騒ぎになり、「ロッテは韓国企業といえるのか」「本当の韓国人ではない」といった反発が噴き出したのだ。
 韓国でのロッテの存在感は日本よりはるかに大きい。背景には財閥ファミリーへのやっかみもあっただろう。
 だが、日本で生まれ、民族学校などに通わなかった在日韓国人には祖国の言葉を解さない人も多い。一連の騒動に在日本大韓民国民団の幹部は「我々が最も聞きたくない批判だった」と悔しがった。
(略)
 知識不足から来る無神経さが加わることもある。
 日本のスポーツ界で活躍する在日選手は少なくないが、あるシンポジウムで韓国側から「日本の通名を使う選手には、せめて本名を併記できないか」との提案が出た時にはため息が漏れた。
 だが、なぜ日本ではそれができないのかと問われると、どうか。事実に基づかぬ「特権」を喧伝して憎悪をあおる行為は論外として、民族や出自で分け隔てる重苦しい澱のような部分が浮かびあがる。
(略)



在日本大韓民国民団の幹部の「我々が最も聞きたくない批判だった」と言うのは、的を射ていて反論できないが言って欲しくない批判だ、という意味なのでしょう。

しかし、韓国語が下手だったり親子が日本語で話をしたりしていたら、国籍という法的なものはともかく、情緒的な意味で韓国人ではない、と韓国でみられるのは仕方のないことです。

「聞きたくない」と耳をふさぐのではなく、自分達がどう生きるのか(韓国人として恥ずかしくないくらいの韓国語を喋れるようになるとか、いっそ日本に国籍変更をするとか)を考えるべきだと思います。


「日本の通名を使う選手には、せめて本名を併記できないか」という提案に、箱田記者はため息を漏らしています。

韓国側の提案は、活躍している選手を韓国籍だと紹介してもらいたい、という素朴な愛国心に根差しているのでしょう。しかし、韓国側の提案を受け入れて、日本のマスコミが通名とともに本名を併記しだしたら、おそらく訴訟ざたになるでしょう。

しかし、大相撲では、本名ではなく四股名で報道しています。多勢の外国出身力士が活躍していますが、彼らの本名を併記して報じても、誰も怒らないと思います。

したがって、在日の人たちの本名を書かない(書けない)のは、「民族や出自で分け隔てる重苦しい澱」というような、日本人の民族差別意識が原因ではなく、在日韓国朝鮮人の特殊な状況がそうさせているのだと思います。
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