【朝日新聞】感動ポルノ?

11月8日朝日新聞朝刊の社会面。明治神宮外苑でのイベントの火事で5歳児が死亡した事件を受け、被害者の少年についての記事が載っています。

遊ぶの大好き、優しいけんちゃん 亡くなった5歳男児
 佐伯健仁君(5)は幼稚園の友達から「けんちゃん」と呼ばれていた。優しく、活発な性格で、園の催しには家族3人で参加し、楽しんでいたという。
 通っていた幼稚園の川並妙子園長は7日、報道陣の取材に健仁君との思い出を語った。縄跳びや砂場など外遊びが好きで、年少の園児が泣いている姿を見ると、「お母さんのところに連れてってあげようか」と寄り添っていた。「昨年4月の入園時はお母さんを恋しがって泣いたりしていましたが、今は本当に幼稚園大好きなお子さんになっていました」。健仁君の母親は朝、園長から電話を受け、「楽しく参加していたのに、こんなことになって本当につらいです」と涙声で話していたという。
 同園に子どもを通わせる30代の母親は「ひとりっ子で、英会話など習い事もいっぱいして、お父さんもお母さんもすごく大事に育てていました。だからかわいそうで……」と語った。
 火災があったイベント会場の入り口には献花台が設置された。NPO法人スタッフの女性(69)は「男の子が天国に召されるようにと祈りました」と話した。


事故に遭った少年は可哀想だと心から思いますし、ご両親のお嘆きも察するにあまりあります。

しかし、そうした感情とは別にして、こうした感情垂れ流しの記事にはうんざりします。

どういう性格の少年であったかということと、イベントの運営に問題がなかったかということは無関係です。新聞の価値は事実を伝えることと、社会に潜む問題を抉り出すことであって、落涙の物語を提供することではないはずです。

相模原の障害者施設での大量殺人で、被害者の家族が実名報道を拒否した理由も、決して恥ずかしいからとかではなく、自分の家族を「物語」として消費されるのが嫌だったからではないかと私は思っています。

冷静で客観的な記事を望みます。
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えいび

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