【朝日新聞】いじめの日本とスウェーデンの比較

12月14日朝日新聞朝刊。日本とスウェーデンで子供のいじめの質に違いがあるという調査結果が報道されました。「暴力より仲間外れ、日本多め いじめの形態、スウェーデンと比較」という記事です。

 日本では「仲間外れ」「無視」「陰口」といった暴力を伴わないいじめの割合が高い――。国立教育政策研究所(東京)などがスウェーデンと比較した調査から、こんな傾向がわかった。同研究所は、日本では仲間外れなどを大人が容認する空気があり、子どもに伝わっている可能性があるとみている。
 調査は、暴力犯罪が少ないとされるスウェーデンと日本を比較する目的で、2013~15年に3回、ルンド大のアントワネット・ヘツラー教授の研究室と同研究所が行った。小6と中2についてスウェーデンで約350~500人、日本で約700人を対象にいじめ被害などの経験を聞いた。暴力を伴ういじめに比べ、仲間外れなどのいじめが多い日本の特徴は韓国、オーストラリア、カナダと比べた04年の調査で明らかになっている。
 「軽くぶつかる・たたく・蹴る」の暴力を伴ういじめの被害について、「今の学期で1、2回」から「週に数回」までの4段階を合わせた経験率は、小6、中2の男女いずれもスウェーデンが日本を上回った。特に小6男子ではスウェーデン65・6%に対し、日本は32・8%だった。
 ところが、暴力を伴わない「仲間外れ・無視・陰口」の被害経験率は小6、中2の男女いずれも日本がスウェーデンより高かった。小6女子では4段階を合わせた割合が、スウェーデンで21・4%だったのに対し、日本では倍以上の43・4%。小6男子も同じ傾向だった。
 同研究所の滝充・総括研究官は「スウェーデンでは仲間外れなどを人権問題ととらえ、法律で大人を巻き込んでやめさせる取り組みを長年続けてきた」と分析。一方、「校内暴力を経験した日本は暴力には厳しいが、仲間外れや陰口などは大人もしているから大丈夫と子どもが感じているのではないか。原発事故に遭った子を『賠償金をもらっているだろう』といじめるのが一例だ」とみる。
 (片山健志)


調査には価値があると思います。いじめが日本特有の現象ではなく、スウェーデンでも起きているし、暴力を伴うものは日本を上回るということもわかります。スウェーデンというのは、のんびりした国で、ある面で日本が見習うべきところがあるような論調もチラホラありましたが、決して理想郷ではないことを認識しました。

それにしても、「日本では仲間外れなどを大人が容認する空気があり、子どもに伝わっている可能性」という国立教育政策研究所の分析には首を傾げます。

そんなことを言い出せば、スウェーデンでは暴力を大人が容認する空気があり、子供に伝わっている可能性もある、ということになってしまいます。いくらなんでもそんな分析は乱暴でしょう。

私はスウェーデンのことを知らないので、これまた偏見まみれの分析になるかもしれませんが、日本のうっとおしいくらいのクラスメートとべったりに行動させる学校のあり方がこの結果に影響したような気がします。
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