【言葉】お若いですねー

年寄りが年齢を言った場面で、お世辞なのか、「お若いですねー」と返すのをしばしば見ます。

よく考えるとちょっと変です。このやりとりを心の中も含めて再現するとこうなります。

若者:お爺さん、何歳になるんですか?(70歳くらいかな?)
老人:今年で82歳になります。
若者:えっ、お若いですねー(えっ、見かけより年寄りなんだなー)

言葉は「お若いですねー」ですが、内心は「年寄りなんだなー」と真逆です。

では、何故これが失礼にならないどころか褒め言葉になるのかいうと、こういうことだと思います。

実年齢で歳をとっているのはいかんともしがたいことですし、時代や文化によっては高齢であることは誇らしいことでもあります。その反面、よぼよぼして元気がないのは、多分どういう文化でも喜ばしくないのでしょう。

「若い」という言葉には、実年齢の老若を示す意味と、元気のありなしを示す意味の二つがあり、実年齢より元気に見える、ということで、「お若いですねー」という言葉で、褒め言葉になってます。

そして、それは現代の日本が、実年齢で歳をとっていることを喜ばない文化になったということを示しています。

江戸時代だったら、実年齢より元気な年寄りには「丈夫ですねー」とか「かくしゃくとしてますねー」とは云っても、「お若いですねー」とは云わなかったのだと思います。
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