【朝日新聞】特養待機36.6万人 「要介護2以下」制限で減少

3月28日朝日新聞朝刊の「特養待機36.6万人 「要介護2以下」制限で減少」という記事です。

 特別養護老人ホーム(特養)への入居を希望して入れなかった待機者は、2016年4月時点で約36万6千人だったと厚生労働省が27日発表した。前回調査した13年10月時点より16万人近く減った。比較的軽度な「要介護2以下」の高齢者が原則として入居できなくなったことが影響した。 特養は全国に約9500カ所あり、約57万人が暮らす。有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅と比べて利用料がおおむね安いため希望者が多く、前回調査で待機者は約52万4千人に上った。そこで15年4月から入居要件を厳格化。認知症や家族による虐待など在宅生活が難しい場合以外、要介護1、2の高齢者は特養に入れないようにした。
 その結果、要介護1、2の人からの申し込みが減り、待機者は約7万1千人。減少した約16万人のうち約11万人を占めた。1人で二つの施設を申し込むと、これまで2人と数えていたのを1人とするなど集計方法を変えた影響もある。
 政府は要介護3以上の特養待機者のうち、在宅の高齢者を20年代初頭までにゼロにする目標を掲げている。前回調査から今回までの2年半の間に定員は約5万人分増えたが、要介護3以上の待機者は約12万3千人いた。
 (水戸部六美)


数字がいっぱい出てきて、ぼうっと読んでいると理解しづらい記事ですので、まとめてみました。

・2016年4月時点で特養への待機者は、36万6千人。
・2013年10月での特養への待機者は、52万4千人(差は16万人)
・2013年10月から2016年4月で特養の定員は約5万人増えている。
・2016年4月の、要介護1、2の待機者は約7万1千人。

ここまでは明確です。

しかし、「減少した約16万人のうち約11万人を占めた」が分かりません。要介護1、2の人のことを言っているのは確実です。2013年の要介護1、2の待機者が18万1千人で、2016年に7万1千人になった。だから、“減少した16万人のうち11万人(18万1千-7万1千)を、要介護1、2の人が占めていたのだ”ということでしょうか?

次に「要介護3以上の待機者は約12万3千人いた」というやつです。まず、2013年のことか2016年のことか判然としません。2016年の待機者が36万6千人で、そのうちの要介護1,2の人は7万1千人ですので、その差は、29万5千人です。2013年の待機者は52万4千人で、そのうちの要介護1,2の人は多分18万1千人ですので、その差は34万3千人です。どちらも12万3千人という数字になりません。

要介護にも入らない要支援の人も待機者だった可能性もなくはありません。しかし、記事が訴えているのは、“要介護者1,2を切り捨てたので、待機者が減った”というものです。要介護1,2の人を申し込めないようにしたのなら要支援も申し込めないようにしたはずです。そうなると、記事が要介護1,2だけを(要支援を無視して)取り上げるのは釈然としません。

なんだかよくわからなくなりました。

それはともかく、「1人で二つの施設を申し込むと、これまで2人と数えていたのを1人とするなど集計方法を変えた」というのは正しい方針です。困っている人がどれだけいるのかを表す指標なのですから、一人で二つの施設を申し込んでも1人と数えるべきです。
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