【朝日新聞】「コメント欄にはびこる嫌韓・嫌中 ヤフー・ニュース分析」

4月28日朝日新聞朝刊。「コメント欄にはびこる嫌韓・嫌中 ヤフー・ニュース分析」より
 

ネット上で配信されるニュースに対するコメントについて、立教大の木村忠正教授(ネットワーク社会論)とニュースサイトのヤフー・ニュースが共同で分析した。韓国や中国の人たちに対する「排斥意識」の強い言説が浮かび上がる。
(略)
 今回の分析では1週間で100回以上コメントを投稿した人が全体の1%いた。この1%の人たちの投稿で全体のコメントの20%が形成されていた。一方、頻繁に投稿しない人のコメントにも嫌韓や嫌中の言葉が含まれていることがあり、昨年7月のデータを分析しても傾向はおおむね変わっていなかったという。
(略)
 ネット上の排斥主義の高まりは、日本に限った動きではない。欧州では反移民を掲げる極右政党がネットを使って勢力を拡大している。昨年の米大統領選では、トランプ氏がツイッターで白人至上主義や反移民を主張。白人の中間層の不満や不安心理をくみ取って当選した。
 今回調査した木村教授は「日米欧に共通するのは、少数派や弱者に対するいらだちだ。底流には自分たちは多数派なのに、利益を享受していないという不満がある。ネットニュースへのコメントには、こうした社会心理が表れている」と分析。「日本がさらに右傾化するかどうかは、ネットとともに育ち、ネットの影響を受けやすい若者世代の意識次第だろう」と話す。(日浦統)


1週間で100回以上コメントを投稿した人が全体の1%いた。この1%の人たちの投稿で全体のコメントの20%が形成されていた」というのは面白い調査ですが、よく考えれば、硬派なニュースだけでなく、映画の感想でもなんでも、一部の熱心な投稿者が頑張っているのは一般的だと思います。

おそらく、「嫌韓」「嫌中」投稿をするのは一部の特殊な人たち、という仮説の裏づけを取りたかったのでしょう。しかし、「一方、頻繁に投稿しない人のコメントにも嫌韓や嫌中の言葉が含まれている」という事実が、仮説を完全には支持しない結果となりました。

ここまでは調査結果のレポートなので結構ですが、次の分析はいけません。

ネット上の排斥主義の高まりは、日本に限った動きではない。欧州では反移民を掲げる極右政党がネットを使って勢力を拡大している。昨年の米大統領選では、トランプ氏がツイッターで白人至上主義や反移民を主張。白人の中間層の不満や不安心理をくみ取って当選した。
 今回調査した木村教授は「日米欧に共通するのは、少数派や弱者に対するいらだちだ。底流には自分たちは多数派なのに、利益を享受していないという不満がある。ネットニュースへのコメントには、こうした社会心理が表れている」と分析


分析のもとになるデータが全くありません。当たっていたとしても、根拠(データ)なしで言っているのであれば、ただの思い込みとしかみなせません。

一昔前にあった、「ネトウヨは低学歴、低収入」というのと同じです。気に入らない言説を無視するために根拠なく他者を貶めたものです。今度は、“社会に不満や不安を持った多数派が少数派や弱者にいらだっている”と決め付けています。

韓国や中国を嫌っている人が多い、と素直に受け取る方が自然だと思います。
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