【ウルトラセブン】第十六話:「闇に光る目」

アンノン星人登場。

アンノン星を調査していた行方不明の宇宙船が、勝手に地球に戻ってきました。宇宙船が来たことを侵略とみなしたアンノン星人が積極的防衛措置に出たのです。

調査のための宇宙船を侵略だとみなされ報復されるという点では、前回の「ウルトラ警備隊西へ」のペダン星人と同様です。ペダン星人は始めはともかく、後になったら積極的防衛という大義をかなぐりすてて侵略に走りました。しかし、このアンノン星人は根は善良な宇宙人のようです。地球人は侵略をしない、というウルトラセブンの言葉を信じ(ウルトラ警備隊の言葉は信じなかったけど)、平和裏に撤退しました。

地球人の言うことは信用できないが、ウルトラセブンの言うことなら信じる、というアンノン星人の思想は強烈です。宇宙人クラブの正規メンバーである、アンノン星人やウルトラセブンは互いに信じあえるが、正規メンバーではない地球人は全く信用できない、という考えです。

まるで、諸国民は平和を愛しているから日本が戦争放棄をすればそれで世の中は平和になる、という日本国憲法の精神です。

敵国条項が適用されている国連での日本の立ち位置ともいえます。

第六話「ダーク・ゾーン」に出てきたペガッサ星人は、「地球人だって立派な宇宙人じゃないか」と言っていました。この考えは真っ当で合理的でした。それが、この十六話では(もしかしたら前回の十四、十五話から)、戦後の日本の立場を隠喩するものにぬりかえられています。

戦後の復興や国連加盟という出来事がなまなましかった時代の作品なのだと、深く感じました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle