【朝日新聞】旭日旗について

5月11日朝日新聞朝刊。「ニュースQ3」のコーナー「サッカーに旭日旗、くすぶる日韓」より

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で、旭日旗をめぐって日韓のサポーターがつかみ合いになる騒動が起きた。チームの処分に発展し、異論も出ている。そもそも旭日旗とは――。
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 近現代史研究家の辻田真佐憲さんによると、旭日旗は明治時代に陸軍の連隊旗、海軍の軍艦旗として採用された。「海外では日本の右傾化のシンボルとしてニュースで流れることもある」と話す。
 旭日旗は、日の出のイメージで、中央の丸から筋が放射状に延びる紅白のデザインが一般的だ。アサヒビールやマルハニチロといった大手企業でも、会社や商品のロゴとして似た図柄が使われてきた。朝日新聞の社旗も旭日がデザインされている。社史によると、1879年、記者が目印で携行した提灯に、白抜きの「朝」の字が入った旭日のマークがつけられた。社旗はこれが基調になり「半体の旭日を描いて左右に二分し」と由来が記されている。
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 サッカーで騒動になるのは今回が初めてではない。2011年の日韓戦では猿のマネをした韓国選手が、ツイッターに「観客席にある旭日旗を見た自分の胸には涙だけがわき出た」と投稿。13年の日韓戦では、日本側が旭日旗を掲げたとして、韓国側が「歴史を忘れる民族に未来はない」との横断幕を広げた。韓国出身の李洪千・東京都市大准教授(政治コミュニケーション学)によると、韓国で旭日旗は植民地時代の戦地や徴用のイメージと重なるという。日韓関係が冷え込むここ数年で反発が強まったとみる。
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旭日旗は、記事中にもあるように朝日新聞の社旗にも採用されています。そのためなのか、歯切れよく“旭日旗はやめよう!”と言えないみたいです。

似たような問題で卍マークがあります。

ナチスが使っていたカギ十字の印象が悪いので、今度の東京五輪を期に地図から卍マークをやめよう、という話がありました。ナチスが使う前からあのマークは普通に存在していたのですから、ナチスを理由に使用を禁止(自粛)するのは受け継がれてきた文化に対する侮辱です。

しかしながら、戦争中に受けた被害とカギ十字が頭の中でつながりをもってしまった人が卍マークを見るのはつらいのかもしれません。本人に戦争中の記憶がなくても、祖父や祖母から話を聞いた若年たちもいい印象は持たないというのは分かります。

不快に思っているからといって反射的に自粛するのではなく、また不快に感じる彼らの感情を無視するのではなく、丁寧に卍マークの歴史を説明していくことが必要です。

さて、旭日旗です。

これはカギ十字とは事情が異なります。

韓国で旭日旗が問題視されるようになったのは、李洪千・東京都市大准教授が記事で説明しているように、「ここ数年」のことです。しかも、旭日旗は海軍で使っていました。

朝鮮の植民地支配とは直接関係ありません。

したがって、旭日旗で不快に思うというのは、作られた記憶に基づく感情です。

サッカーの応援の小道具なんてどうでもいいことなので譲歩してもいいではないか、という“大人の意見”もあるかもしれません。しかし、ここで譲歩をすると、今度は別のネタで噛み付いてくるような気がします。

なによりあの国の要求のエスカレートぶりには、まるでストーカーにつけねらわれているかのような薄気味悪さを感じます。
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