【朝日新聞】時給625円?

5月13日朝日新聞朝刊。「生活保護世帯の子、奨学金頼み 大学生ら、収入の7割 堺市・大阪市立大調査」より

 生活保護世帯で育った子どもが大学や専修学校に進学した場合、学費や生活費の7割を奨学金に頼らざるを得ない――。そんな傾向が、堺市と大阪市立大学の調査で分かった。調査に答えた学生の半数が400万円以上の奨学金を借りており、重い負担を抱える実態が浮かんだ。
(略)
 今回の調査は「実態を把握し、適切に支援したい」と堺市の若手ケースワーカーらが企画。昨年10~12月、日本学生支援機構などから奨学金を受け取りながら大学などに通う168人を対象に実施され、106人が回答した。
 調査によると、学費や生活費の支出は年間約181万円で、このうち7割の約128万円を奨学金、2割の約39万円をアルバイトでまかない、家庭からの給付は約12万円にとどまった。奨学金の受給額は月平均約10万円で、アルバイトは月平均で約52時間働いていた。
(略)


月に52時間もアルバイトに時間をとられるようでは勉強にさしつかえます。意欲と能力のある学生は学業を続けるためにできるかぎりの公的な援助が必要と考えます。いずれめぐりめぐって社会に還元されるのですから、投資と考えれば悪い話ではありません。

それはともかく、記事に違和感を覚えました。

調査によればアルバイトで年間39万円を稼いでいます。そして月平均52時間働いています。つまり年間52×12=624時間、働いていることになります。

ここから時給を計算すると、

390000円÷624時間=625円/時間

調査が全国なのか大阪府に限っているのか不明確ですが、厚生労働省の「地域別最低賃金の全国一覧」によれば、大阪府の最低賃金は883円。全国平均だと823円です。どの都道府県も平成28年10月に改定されていますので、この調査時の最低時給と考えていいです。

したがって、最低時給を大きく下回っています。

中には最低賃金を下回るブラックバイトみたいなのもあるかもしれませんが、家庭教師のバイトのように割りのいいバイトもあります。これらを平均して625円/時間、だというのが調査結果です。

なにか変じゃないかと思いました。
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