【死後整理】年金

年金受給者が死亡した場合は届け出が必要です。届け出が遅れると不当に受領した、ということになってしまいます。

もっとも、失念していたというような場合は返せばいいだけなので神経質になることもなさそうです。また、年金は「後払い」というシステムなので、普通に届け出をすれば、最後の支給から死亡日までの分を清算して遺族が受け取ることになるはずです。

年金は、厚生年金だとか国民年金だとか共済年金など複雑に入り混じっていますので何処に届け出を出すのか一般論はないようです。

私の死んだ家族は、公務員を経て一般企業に勤めていたので、共済年金と厚生年金です。

共済年金の事務所に行って手続きをしたら、“こちらで一括して処理します”とのことでしたので、一箇所に届けることで終わりました。

非常に簡単でした。安心していました。

ところが先日、日本年金機構から、正式には「日本年金機構東京広域事務センター年金給付第3グループ遺族チーム」から、寡婦に封書が届きました。文面はこんなものです。

遺族年金の審査に伴い、○○○○様の厚生年金記録の疑いのある記録がございましたので確認のため、お手紙同封させていただきました。

ご本人の記録の確認が必要ですので、まことにお手数ですがお近くの年金事務所で記録の確認をお願いします。


「年金記録の疑いのある記録が」というのはなんとも悪文ですが、それはともかく「疑いのある記録」とは穏やかではありません。不正でもあるとでも言いたいのでしょうか?

未亡人は足が悪いので、しかたなく私が区の年金事務所に出向きました。

すると、「本人(この場合は寡婦)じゃないんですね。なら委任状が要りますヨ」ときました。

「委任状が必要だなんて一言も書いてないじゃないか。中身の確認だというから来た。私が受け付けてもって帰り調査する」と言ってもダメでした。

「日本年金機構と年金事務所は別組織です。たしかに文面から委任状が必要とは読めない。年金機構の落ち度です(=俺たちの落ち度じゃない)。申し訳ないですね。とにかく委任状を持ってきてくれないとなにも話せません」の一点張りでした。

粘ってもしょうがないので、日を改めて(委任状を書かせて)出直しました。

そうしたら教えてもらえました。

不正の疑いがある、というのではなく、いわゆる“消えた年金”問題でした。家族の誰も知らなかったのですが、学校を出て役所勤めをする間の数ヶ月間仕事をしていた記録が見つかった(死亡の事務処理をしている最中に見つけたみたい)とのことです。

我が家は奇姓なので、姓名が一致している以上、本人で間違いなさそうです。

アルバイトみたいなものだったのか、役所の指示でOJTみたいなものだったのか、今となってはまるで分かりません。

手続きをしてくれたら、いままで受け取っていなかった分を一括して支払い、寡婦年金に上乗せがある、とのことでした。

向こうから言ってきたことなので、証明書類は出さないでいいし、万一間違いだったと分かった場合でもペナルティーはないそうです。

お金のことはともかく、死んだ家族の個人史の一部を知らなかったということに少なからず衝撃を受けました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle