【映画】花戦さ

原作は未読です。

華道の家元池坊と秀吉の「戦さ」を描いた歴史映画です。(送り仮名の「さ」をつけた理由は分かりません。原作を読めば分かるのでしょうか?)

秀吉VS利休というのは、映画やドラマでいままで何度も取り上げられてきていますが、この映画では、利休のリベンジマッチとして秀吉VS池坊という構図です。

127分という大作ですが、体感的には長いと感じません。メリハリが効いているからかもしれません。飽きずに観させるというのは悪くない出来なのかもしれません。

しかし、問題点がないでもありません。

主人公の池坊専好は、人の顔と名前が覚えられないという設定です。若年性痴呆症なのかと思いましたが、別に進行性があるわけでもありませんし、覚えていないのは利休とか前田利家とか一部の人だけで、身近の人はしっかり覚えています。なんのために顔と名前を覚えられないという設定にしたのかよくわかりません。

信長の前で大掛かりな松の木を細工したいけばなを披露しましたが、面前で枝が折れてしまいました。普通なら大失態ですが、信長の気まぐれ(?)で大事に至りません。後年(映画のクライマックス)で秀吉の前でも同じように披露した松の枝が折れます。なにか言いたいことがあってわざとそうしたのかと思ったら、本当にアクシデントだったようです。これでは、いけばなの達人ではなく、重量計算ができない学ばない人間にしか見えません。

また、折れた枝を一人で持ち上げる専好というのがわかりません。継ぎ目から折れてしまったのですから、枝を持ち上げるだけでは直りようがありません。意味のわからない行動です。

また、その姿を見て秀吉と家臣が呵呵大笑というのも不可解です。笑うような光景ではありません。問題は、この一連の流れで「花戦さ」に専好が勝利したことになっていることです。これではなぜ専好が秀吉に勝ったのか理解できません。

さらに言えば、秀吉は死ぬまであんな感じで生きていました。専好にやり込められて反省したなどという事実はありません。これも疑問に思わざるをえません。

歴史ものとしてはちょっと疑問ですが、花は素晴らしいもののように見えました。華道に関心がある人にはお薦めします。
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