【朝日新聞】移民が日本の「切り札」だって?

7月16日朝日新聞の「日曜に想う」のコーナーは、編集委員大野博人氏の『日本が温存する「切り札」』です。

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暴力団員の4割超が50歳以上――。少し前、そんな話を小紙東京本社版の夕刊で見た。「暴力団排除条例が施行された影響で、組員になろうとする若者がめっきり減った」ことなどが理由という。
 なるほどこうやって暴力団は衰弱していくのか、などと思いつつ、ふと考えた人も少なくなかったのではないか。自分たちはどうなんだろう、と。
 国立社会保障・人口問題研究所の統計に当たってみる。その2015年の調査データによると、日本の総人口の中で50歳以上の割合は45・7%。実は一般社会が暴力団よりずっと先に進んでいる。
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 「地方創生や1億総活躍を言っても加速度的に人口が減る中では意味がない」と話すのは、日本国際交流センター執行理事の毛受(めんじゅ)敏浩さん。近著「限界国家」で、積極的な移民受け入れ政策にかじを切るべきだと主張している。「同じように考える政治家は多いはず。カミングアウトしてほしい」ともどかしそうだ。
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 もう10年以上前に、毛受さんは欧州で移民政策の専門家から「日本はダチョウのようだ」といわれた。迫り来る人口動態の危機を、砂の中に頭を埋めて、ただ見ないようにしている。「閉鎖的な国が最後にどうなるか、それを示す反面教師みたいに海外から見られています」
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変な理屈です。

暴力団員には生まれたばかりの赤ん坊もいなければ、超高齢者の老人もそうはいないでしょう。暴力団員の4割超が50歳以上なのと、日本の総人口で50歳以上が45.7%なのは同じ土俵で語ることではありません。

暴力団の年齢構成のいびつさは、社員の4割超が50歳以上の会社を仮想してみればだいたい想像がつきます。

さて、移民問題については毛受氏の本のレビューでも語っていますので繰り返しませんが、欧州で10年以上前に『移民政策の専門家から「日本はダチョウのようだ」といわれた』というのがおかしかったです。

移民を受け入れ続けた欧州はのたうち苦しんでいるように日本からは(少なくとも私からは)見えます。この移民政策の専門家も、自国のことは棚にあげて、いまだに「日本はダチョウ」のようだ、と思っているのでしょうか。

ところで、冒頭で暴力団員の年齢構成と国の年齢構成を比較するのはおかしい、と指摘しましたが、よく考えると関係することがないわけでもない、と思い至りました。

移民を受け入れて日本の年齢構成を若返らせたら、暴力団員も移民によって若返ることでしょう。

それだけでもまっぴらごめんです。

参)【本】人口激減 移民は日本に必要である
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