【朝日新聞】米国人も空気を読むの?

7月22日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。7月11日のNYタイムズ紙に掲載されデイビッド・ブルックス氏のコラムの抄訳が載っています。朝日新聞での題は、「格差固定化の企て 高学歴層が築く見えない壁」です。

(略)
米国上位中間層のさまざまな機会に恵まれた文化は今、その階層でたまたま育っていなければ判読できないような文化的記号で彩られている。それらは、人が誰しも持つ、屈辱や排斥への恐れに訴えかける。「お前はここでは歓迎されていないぞ」というのが主たるメッセージだ。
エリザベス・カリッドハルケットは、徹底した分析による著書で、高学歴層は消費や富の誇示によって障壁を築いているのではないと主張する。むしろ、希少な情報を持つ者にしかアクセスできない慣習を確立させることによるのだという。
機会に恵まれた地域で居心地よく暮らすには、正しいバレエ・エクササイズをし、正しいだっこひもを使い、ポッドキャスト、屋台、お茶、ワイン、ピラティスにいたるまで、正しい好みを持つ必要がある。当然、(現代作家)デイビッド・フォスターなどについても、正しい態度が求められる。
高学歴層がはりめぐらす複雑な網は、自分たちを残してその他の人々をゆすり落とす揺りかごのようだ。(高級食品スーパー)ホールフーズ・マーケットであなたと共に心地よく買い物する客の80%が大卒である理由は、値段ではなく、文化的規範のせいなのだ。
社会的地位に関するルールには、結束を促す機能がある。高学歴の人々を引き寄せ、相互の絆を強め、その他の人々を遮る。高学歴層が築いてきた流動性に対する障壁は、目に見えないだけに一層強力になっている。それ以外の人には、理解することもできない。ただそこに壁があることだけは分かっているのだ。


米国社会のことなどよく知りませんのでとても興味深く読みました。

第一に、高学歴層=高収入、という図式が完成しているところです。

日本でも学歴が高いほど高収入になるというのは一般的には真実だと思います。しかしそれは生涯を通じての話で、いかに最高学府を卒業しようと20代30代ではそこまでの差はつきません。生涯年収ではなく瞬間で比較すると、日本では学歴より年齢(職歴)の方が収入に影響しています。

これだと、米国のように文化的違いができにくくなります。日本で暮らしている私にはブルックス氏のいう「見えない壁」を感じることがありません。

第二に、米国人が意外に空気を読む、というところです。

私のイメージ(偏見?)では、米国人というのは独立独歩で周囲がなにをしようと自分の流儀を押し通すように見えます。だっこひもの使い方が周りと違うことにおそれをなして、スーパーマーケットで買物できないとは驚きです。これだと日本人のお母さんの方がよっぽど独立独歩に見えます。
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