【朝日新聞】シェア自転車

8月3日朝日新聞の記事「中国、シェア自転車が快走 スマホで解錠・登録者1億人」より

 かつては自転車王国だった中国も、今や米国を抜いて世界最大の自動車市場。そんな中国で自転車ブームが巻き起こっている。牽引役は「シェア自転車」だ。GPSで位置を把握・管理し、利用者はスマートフォンのアプリで解錠し、乗り捨て自由だ。サービスは海を渡り、日本でも始まる。ただ、過当競争で道が乗り捨てた自転車だらけになるなど課題も多い。
(略)
 仕組みは、日本のレンタル自転車とひと味違う。スマホにダウンロードしたアプリで利用を登録。路上のシェア自転車についたQRコードを、スマホのカメラで読み取ると鍵が開く。乗り捨てたいところで降り、鍵を閉めれば電子決済され、使用終了と便利だ。
 大手「モバイク(摩拜単車)」の場合、利用料は時間制で、最低額が30分0・5元(約8円)。利用マナーが悪いと、独自に設定される「信用」が落ち、一定まで下がれば料金が高騰。最後は利用停止になる。
(略)
 日本での課題は、駐輪場の確保だ。日本は中国と違って、どこでも乗り捨てられるわけではない。モバイクは公共施設や商業施設に駐輪場をつくる考えだ。広がりつつあるスタンド式の自転車レンタルと差別化するためにも、多くの駐輪場をつくることが重要とみている。(北京=福田直之)


 中国シェア自転車大手のモバイクの創始人で総裁を務める胡瑋煒さん(35)に、創業の経緯や進出を決めた日本への期待を聞いた。主なやり取りは次の通り。
(略)
 ――日本市場への期待は?
 「日本は、とりわけ自転車がふさわしい市場です。空気は奇麗だし、環境もよい。街中は、中国のように混み合っていません。日本人はとても秩序を大切にしているので、それもシェア自転車の思想と合致する。私たちは日本市場向けに新しい自転車を設計しています。年内のできるだけ早期に福岡と札幌で始めたいですね」
 ――価格はどうなりますか?
 「価格については、主に現地の交通手段の価格を参考にしています。中国の公共交通機関はとても安いですが、バスや地下鉄と同じか、それより安くなるようにしています」
 ――自転車の駐輪場はどうするのですか? 中国のように自由に止められません
 「今考えているのは多くの提携先をつくることです。シェア自転車のサービスは商業施設にお客の流れをつくれます。たとえば英国では多くの商業施設と提携して、それらの門前に駐輪させてもらっています。いろんな方法で駐輪の問題は解決できると思います。もっとも私たちは行政にもっと駐輪場をもらえるようお願いしたいと思います」
 「夏季ダボス会議では福岡市の市長と話をしました。どこに自転車を止めるかということが話題になりました。市長との話し合いで、この問題は解決できると思います」
(略) 


NHKの「クローズアップ現代+」でも中国のシェア自転車を取り上げていたのを見たことがあります。利用者は好きなところに乗り捨てられる、というのが斬新でした。

これが日本にも進出するというので興味を持ちましたが、残念ながら(というか当然ながら)、日本では好きなところに乗り捨てられません。創業者の構想では、駐輪場を借りるみたいです。

これでは日本でもすでにあるレンタル自転車と同じです。多くの駐輪場を作って差別化したいそうですが、既存のレンタル自転車業者だってスタンドをたくさんつくりたいのは同じです。たくさん作れば便利になるけど、価格にはね返ってくるというジレンマは同じです。

記事を読むと、「行政にもっと駐輪場をもらえるようお願いしたいと思います」とありますので、市区町村から駐輪場を無料でもらおうというのかもしれませんが、それが可能なら、既存のレンタル自転車業者だって無料で駐輪場をよこせ、と言い出すはずです。行政が特定の業者だけに便宜をはかれるはずがありません。

仕組みが同じである以上、差別化はできません。

テレビで見てちょっと興味をもったのですが、日本では普及しそうにありません。
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