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【朝日新聞】「すさむ米の公教育」

5月31日朝日新聞朝刊の国際面。金成隆一記者の『(世界発2018)すさむ米の公教育 教室で雨漏り・昇給なく副業 教員らの抗議活動が拡大』より

 南部オクラホマ州の州都で4月、大勢の教員による抗議活動が起きた。
 高校の英語教諭、ロドニー・ウェバリングさん(37)。勤務校の年間予算は過去3年で25万5千ドル(1ドル=約109円)減った。「予算を獲得できたら雨漏り、床の傾斜の順で校舎を修繕したい」。雨の日は生徒がぬれないよう机の配置を変えている。小学生の娘の教材を見ると地図に「ソ連」がある。「小学校の先生も大変だ」と納得した。
 年収3万4千ドル。3人家族を養えず土日に計16時間、大型小売店で働く。最近休んだのは復活祭(4月1日)だけ。食料品店やパン屋で働く同僚もいる。配車サービス「ウーバー」の運転手は時間に融通が利くため人気の副業という。
 州議会議事堂での抗議活動は多くが女性だった。教員歴40年のキャシー・ウィリアムスさんが解説してくれた。「給料が低すぎて男性は家族を養えない。妻が教員になって家計を助けている」。全米教育統計センターによると、公立校の教諭に占める男性の割合は80年代後半に約3割いたが、今は約23%まで下がった。
 小学校で算数を教えるティファニー・クリステンさん(52)は「竜巻の警戒地域なのにシェルターがない。警報が鳴ると、もう祈るしかない」。10年間昇給なし。週末は食料品店の試食コーナーで働いてきた。
 家賃を節約するため母と同居中だ。「幼児教育学で学位を取り、就職後も技能を上げた。それでも同じ給料。家賃500ドル以内の部屋を、と神に祈り続けたら、1週間前に450ドルの部屋が見つかった。せめて自分の家を持ちたい。わがままじゃないでしょ?」
 コピー用紙、鉛筆、クレヨン、マーカー、ノートなどを自腹で購入。五感で学んでほしいと、数を数えるのに使う積み木とブロックも通販で買った。
(略)


よく分からない記事です。


勤務校の年間予算は過去3年で25万5千ドル(1ドル=約109円)減った」そうですが、3年前の予算がいくらだったのかが書いてありません。3年前に26万ドルだったのが25万5千ドル減ったのなら大ごとですが、3年前が3000万ドルだったら大した減額ではありません。証言した本人はよくわかって言っているのでしょうが、記事に書かなければ伝わりません。


教員が経済的に苦しんでいるとのことですが、教員以外の人たちとの比較がありません。もしかしたら教員以外も似たような境遇なのかもしれません。そうであるなら教育の問題ではなく、オクラホマ州の経済の問題です。


コピー用紙、鉛筆、クレヨン、マーカー、ノートなどを自腹で購入」というのもわかりません。コピー用紙は学校で用意すべきものを予算がないので教員が自腹で買ったということなのだと思いますが、少なくとも鉛筆・クレヨン・マーカー・ノートなどは保護者が買うべきものです。米国では事情が違う(学校で購入するのが普通)というのであれば、記事でそのように書くべきです。

記者の能力の問題なのか、ひどくわかりにくい記事です。

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