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【雑記】日本の「ジャック・サマースビー」

1993年に公開された映画に「ジャック・サマースビー」(主演:リチャード・ギア、ジョディ・フォスター)というのがあります。あらすじは

南北戦争終結直後の1860年代後半のアメリカ南部・テネシー州の小さな村。南北戦争に出征していた農園経営者のジャック・サマースビーが6年ぶりに戻ってきた。戦死したと思っていた妻のローレルや村人たちは困惑を隠せない。以前は冷酷な性格で周りから嫌われていたジャックだったが、帰郷後は別人のように周囲との協調を図ったりローレルに深い愛情を注ぐようになる。
(ウィキペディア)


この映画を観たときは、”いくらなんでも別人が亭主を名乗ったって信じるわけないだろう。リアリティーなさすぎ”、と思いました。ところが、実際にあった事件を下敷きにしたものだと知り驚愕しました。

16世紀フランスの田舎で、失踪していた亭主を名乗る男が妻の元に帰還。二人は仲睦まじく暮らし子供まで授かりますが、財産分与のことで親戚と争いになり、偽物だと告発されます。裁判になりますが、証拠不十分で無罪になる寸前に、本物の亭主が現れ、にせ亭主は死罪となりました。この出来事は映画化され(日本未公開)、それを南北戦争時代のアメリカに置き換えてリメイクしたのが「ジャック・サマースビー」となります。

さて、6月13日朝日新聞に『遺体、別の家族に引き渡し 「死亡男性」現れ発覚 警視庁』という記事が載りました。

 警視庁は12日、東京都内で見つかった男性の遺体を、無関係の家族に引き渡していたと発表した。死亡したとされた男性が今年、親族の家に現れたことで誤りが発覚した。
 刑事総務課によると、昨年6月下旬、東京都葛飾区の江戸川で意識不明の男性が見つかり、死亡が確認された。亀有署は、この3日前に行方不明者届が出ていた千葉県松戸市の40代の男性と特徴が似ていたため、男性の親族3人に確認を依頼。3人が「間違いない」と話したため、遺体を引き渡した。遺体は火葬されたという。
 しかし、今年5月、この男性が親族の家を訪れたため、親族が今月6日、同署に連絡。署が改めて残っていた指紋などで確認し、遺体の身元は東京都内の30代男性と判明した。親族らが顔を見て身元確認ができたと判断した場合は、指紋やDNA型の照合はしていないという。同庁は死亡した男性の遺族らに経緯を説明し、遺骨を引き渡す手続きを始めたという。


生きている人間を家族と間違えることに比べれば遺体を家族と見誤ることぐらいなんでもないのですが、それでも驚いてしまいます。

三人で確認した、というのがミソなのでしょう。一人だったら責任をもって確認するのですが、三人で行って連れの二人が家族だと言い出したら内心変だと思っても口にだせない、というのが全員に起きたのではないでしょうか。

ところで、私の仕事であるコンピュータ業界では、オペレーションミスというのがしばしば起きます。そのたびに業務改善として、複数人の目でチェックしよう、などと言っているのですがいっこうに効果が見えません。もうしかしたら効果がないどころか、”隣の人が自信を持っているみたいだからいいのかな”と互いに思っていて逆効果になっているのかもしれません。
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