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【朝日新聞】そんなに移民を入れたいのか?

6月24日朝日新聞朝刊。シリーズ「平成経済」の第四部。財政再建をテーマに3人の識者が意見を述べます。その中の一人、作家・堺屋太一氏の「赤字より少子化深刻、地域格差も」を引用します。

 財務省はさかんに財政再建の必要性を訴えていますが、それほど緊急の課題ではないと思います。
 日本の財政は「何とかなる」と考えています。
(略)
 財政赤字よりも深刻なのは、少子化です。労働力減少を背景に、耕作放棄地や空き家などの余った土地の増加が問題になっています。東京への一極集中はますます進み、地域格差が広がっています。
 問題の解決には、人口を増やさなければいけません。人口を増やすためには、日本語や日本の文化、習慣などを学んだ外国人の永住を認めるべきだと思います。
 歴史を振り返ると、日本は外国人の受け入れに寛容でした。例えば、17世紀に中国大陸を満州族が支配したときには、大勢の漢民族が日本にやってきて、陶芸や染色などの仕事に携わりました。忠臣蔵の討ち入りに参加した武士には、ルーツが中国人だった人もいるんですよ。
(略)


財政再建について尋ねているのに「何とかなる」で終わりにして、移民歓迎の話を始めるというのもたいがいです。

忠臣蔵の浪士にルーツが中国人がいたというのは武林唯七のことだと思います。武林唯七は祖父が中国人ですが、その人は秀吉の朝鮮出兵時の捕虜です。満州族の支配を嫌って移民(難民?)になったというのとは違います。

もともと人間(ホモ=サピエンス)は東アフリカで発生して世界中に散っていったわけですから、元からの日本人、というのは原理的には存在しません。多かれ少なかれみんな移民の子孫です。そんなことを言い出したら大抵の国が「外国人の受け入れに寛容」になってしまいます。日本が「外国人の受け入れに寛容」というのは無理があります。

もともと日本が移民に寛容か不寛容かという「そもそも」論争は意味がありません。現在の日本が移民を受け入れるべきか否かだけが議論されるべきです。”赤穂浪士の一人が云々だから・・・”というのは歴史知識の悪用です。

だいたい移民を受け入れたって「耕作放棄地や空き家などの余った土地」問題は解決しません。今の日本では、無理やり田舎に住まわせて農業を強制することはできませんし耕作放棄地や空き家だって誰か持ち主がいます。具体的にどうやって移民がこれらの課題を解決するのか全く見えません。

なにがなんでも移民を入れたいという熱意だけは伝わりました。

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えいび

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