FC2ブログ

【朝日新聞】説得力のない社説

7月25日朝日新聞社説「LGBT 自民の認識が問われる」より

 性的少数者をあからさまに差別し、多様な性のあり方を認めていこうという社会の流れに逆行する。見過ごせない見解だ。
 自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)が「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題した月刊誌「新潮45」への寄稿で、同性カップルを念頭にこんな持論を展開した。
 「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」
 異性のカップルであっても、子どもを産むか産まないかは、個人の選択である。それを「生産性」という観点で評価する感覚にぞっとする。歴史的に少数者を排除してきた優生思想の差別的考えとどこが違うのか。
 杉田氏は、日本は寛容な社会で、LGBTへの差別はそれほどないという見方も示した。事実誤認もはなはだしい。学校や職場、地域での偏見や差別は各種の報告で明らかだ。
 さまざまな性的指向を認めれば、「兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころかペット婚や、機械と結婚させろという声も出てくるかもしれません」という主張に至っては、噴飯物というしかない。
(略)


今日は杉田発言についての見解は述べません。社説の文章について論じます。

社説に限らずこの手の文章は自分の意見に賛同してもらうために書きます。そこで重視しなければならない読者は賛成でも反対でもない中間層です。賛成派は黙っていても賛成してくれますし、反対派は多分何を言っても反対です。したがって旗幟を明らかにしていない中間派を取り込むことが肝要です。

この場合は杉田発言のそれぞれのどこがいけないのかを理由を挙げていくことが求められます。読者がもっともな理屈だと思えば賛成してくれますし、屁理屈だと思えば賛成してもらえません。

第一に、カップルへの支援を生産性で測ることは「優生思想の差別的考え」と理由をつけて批判しています。

第二に、LGBTへの差別はさほどでもないという杉田発言を、「各種の報告で明らかだ」と反論しています。

第一と第二は、納得するかどうかはともかく形にはなっています。

しかし第三がいけません。同性愛を認めれば極端な性的指向まで認めざるを得なくなるという杉田発言に対して、「噴飯物というしかない」だけです。噴飯とは

噴飯:「おかしくてたまらず、口中の飯をふき出すこと。ふきだして笑うこと。失笑「--もの」。
(広辞苑)


要するに、理由なしでおかしいと言っているだけです。

この一文で説得力が霧散しました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

仰るとおりですね。
自分に言わせると彼らはアルコホリック同然の病人であり、その状態を容認する事は病状を悪化させるだけではないかと思います。

Re: No title

コメントありがとうございます。

sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle