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【朝日新聞】投書:現場踏まえて医師養成の議論を

8月10日朝日新聞の投書欄。茨城県の34歳女性医師の投書「現場踏まえて医師養成の議論を」は、東京医大の女子受験生差別問題を取り上げています。

東京医大の入試で、女性受験者に不利な得点操作が話題になっているが、世間の論調に戸惑った。
私は私立大学を卒業した10年目の医師である。憧れた医師になり働き始めた大学病院では、採血、カンファレンスの準備、勉強、学生や後輩の教育、食事やとトイレに行けない長時間手術と仕事は早朝から深夜に及んだ。外科の初期研修では、長時間手術がある診療科を同期の男性医師が希望し、私は手術時間の短い診療科に配属されて正直ほっとしたことを覚えている。
近年、女性医師の働き方に関する理解と改革は進み、短時間勤務や保育、復帰へのサポートが増えた。私は今年、家族と過ごす時間を確保しながら働きたいと医局に希望し、受け入れてもらうことができた。これはフルタイムで勤務し現場を支える医師の存在があるから成り立つと気づかされた。
高度医療機関の責務は変わらず、地方の医師不足は根強い。医師が専門とする診療科は希望性だ。医学部は医師養成機関で、20年、30年の医療現場に直結する。男女比の調整は理解を示してもよいのでは、という想いを抱いた。


公正であるべきテストで性差別は許しがたいとみなが言っているなか、現場の女性医師からの異論です。

身近に医者はいませんが、私の本職のSEでも似たことはあります。緊急でだれか徹夜仕事が発生した場合、やはり女性SEではなく男のSEが割り当てらる可能性が高いです。別に子供がいるからとかいう理由ではありません。万一のことがあるといけないので女性に夜勤をさせるのは躊躇してしまいます。

この議論では、女性医師が働きやすい環境をつくるのが先で入試の段階で絞り込むのはおかしいという意見が主流です。

しかしよく考えてみれば、出産や育児とは関係なく、激務はいやだという感情は誰しも持ちます。この投書子も多分子供がいなかった働きはじめの段階でも拘束時間の短い診療科に配属されほっとしています。

そしてこれは性別に関わりません。しかし、男性医師が拘束時間の長い診療科はいやだとか家族と過ごす時間を大切にしたいからフルタイムは嫌だとかはなかなか言えません。

我々の社会は、男女平等を謳いながら、実際には男性と女性で扱いが違っています。それは単純に女性差別とだけも言えず、男性差別という面もあります。

したがって女性医師を絞り込むという方針は現実に沿ったものとも言えますし、男は長時間労働を厭うてはならないという現実を追認したものとも言えます。

さて、今回の東京医科大の問題ですが、こういう現場の声を聞くと、軽々に差別だとは言いにくい気分になりました。
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