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【朝日新聞】『「他よりよさそう」?』

8月24日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「耕論」のコーナー。テーマは『「他よりよさそう」?』と題して、安倍内閣の指示理由に「他よりよさそう」が多くあることを三人の識者(ライターの武田砂鉄氏、同志社大学飯田健准教授、劇作家永井愛氏)が論じています。

最新の朝日の世論調査では支持者の50%がこれを挙げています。この選択肢が登場したのは2016年からのものですが、当初からだいたい50%で変化ありません。

記事で不満に思ったのは三人とも「他よりよさそう」と答えた人たちに否定的なところです。否定的な識者がいてもいいのですが、三人が三人とも同じ立場では「耕論」の名が泣きます。しかも三人の中できちんと根拠をあげて論を進めているのは飯田氏だけで後の二人はただの悪口雑言です。

こういう場合必ず必要な論点は、本当に「他よりよさそう」だと思う理由があるのではと考えることですが、三人ともその視点を欠き”メディアが悪い”とか”現状維持を求める声が多いから”とか”国民の間に諦めがあるから”といった批判をするばかりです。

武田氏の文から引用してみます。

(略)
2016年に民主党(当時)の蓮舫議員から、子どもの貧困率が高いことを問われた安倍首相は「(その資料は)民主党政権時代の数値」といって、はぐらかしました。あの時に比べれば今はマシだ。そう言って終わらせては、議論は始まりません。
(略)


この文章から判断するに野党の蓮舫議員は民主党政権時代の数値を挙げて”子どもの貧困率が高い”と問い詰めたということです。たしかに議論は始まりませんが、議論が始まらない原因を作ったのは蓮舫議員です。攻めるべき野党議員が、現在の貧困率を(できれば民主党政権下からの推移を含めて)示して問い詰めるべきでした。

武田氏は違うのかもしれませんが、少なくない国民は「他(野党)よりよさそう」と考えるのは無理ありません。

なお、私のblogは朝日新聞で世論調査があると必ず記事化しているのでわかったのですが、内閣支持者の支持理由の選択肢に「他よりよさそう」を採用したのは2016年7月の世論調査からで、これは安倍内閣でのことです。

つまり、内閣支持理由で、安倍内閣が他の内閣より「他よりよさそう」が多いという根拠はありません。もしかしたら他の内閣でも似たようなものなのかもしれません。

ゆえに、安倍内閣支持理由に「他よりよさそう」が多いことを理由とした文明論やら日本論やらは滑稽といえます。
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