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【朝日新聞】記者有論:首相は国の顔 「ダメなら交代」許されぬ

8月26日 朝日新聞朝刊 オピニオン欄の「記者有論」から

引用します。

ある国の首脳が、最近訪日した時の話である。
自民党の谷垣禎一総裁と会うため同党本部を訪れた。応接室の壁にあった歴代総裁の写真を見て、首脳は随行した外交官につぶやいた。「私はこのうち9人と会った」
頻繁な首相の交代は、自民党政権の末期症状だったと思いきや、悪癖は民主党政権でも続いている。
(中略)
3月初旬、米国のクリントン国務長官は議会で、日本について証言した。
「国際的な子の奪取に関するハーグ条約」について、日本に何度も条約加盟を求めたと強調し、こう続けた。「私は就任以来、何人もの日本の外務大臣に会っていますから」当時の前原誠司外相は3人目、現在の松本剛明外相は実に4人目だ。ネット上の動画で『ハハハ』という甲高い声を聞き、私は日本人として悲しかった。
(中略)
日本は、政治家だけでなく報道機関も含めて『首相の交代』に慣れてしまい、ハードルを下げすぎてしまったと思う。「ダメなら変えればいい」という意識が社会全体に広がり、あまりに短く、ずさんな首相選びや、政策よりも人気で選び、支持率が下がれば引きずり下ろす政治家の行動を、結果的に許すことに繋がっていないだろうか。これは制度改革以前の問題だ。
これからの首相選びをしっかり見たい。そこから導かれる結果は、最後は国益として私たちの暮らしに帰するのだから。(政治グループ 大島隆)


まるでダメな意見です。

まず、ある国の首脳が自民党の歴代総裁のうち9人に会った、ことのどこが問題なのでしょうか。自分が首脳になってから自民党総裁としての9人に会った、とは言っていません。単に、この人が9人に会ったことがある、というだけです。また日本の政治家と関わって何年になるのかも書いてありません。これでは、歴代総裁の9人に会った、というのがどれほどの問題なのかまったく伝わってきません。

クリントン国務長官の話を持ってくるに至ってはまったくおかしいです。クリントン氏が示唆しているのは、日本の外務大臣が頻繁に変わることです。日本の首相のことではありません。このエピソードから問題にすべきは、定期的な内閣改造です。首相の交代を問題視するのは、少しずれています。

一般的には、支持されていない政治家が引きずりおろされるのは民主主義国家なら当たり前です。「ダメなら交代」が許されないどころか、むしろ奨励すべきことです。頻繁な交代が問題だというなら、参院の権限を縮小するなどの制度改革によってしばりをかけるべきです。そうでなければ法治国家とはいえません。「制度改革以前の問題」ではなく、制度改革そのものの問題です。

不人気な首相を報道機関も含めて支え続けるべき、といわんばかりの大島氏の意見は民主主義に対する挑戦だと思います。
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