FC2ブログ

【朝日新聞】若者批判

9月6日朝日新聞朝刊。特集「平成とは」。本日は「安定も変化も、未来像探す若者」より

 気温35度の土曜日。額から汗を垂らしながらビラを配る年長世代を、若者たちが軽い身のこなしでひらりと避ける。見ていて、いたたまれない気持ちになる。
 「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる東京・巣鴨の駅頭で、改憲に反対する活動に立ち会った。若者グループSEALDsに影響を受けて結成した主に60代以上の人たちで、その名もOLDs(オールズ)。
 街頭に立つのは170日を超えたが、「若者で署名するのは1万人に1人」と大学名誉教授の高橋正明さん(73)は言う。今の政権でいいんですかと呼びかけると「いいでーす」と答える。「安倍さんをいじめないで」と言った人もいた。
 メンバーが若かりし頃、世界で若者が反政府デモをしていた。だが今、若い世代の政権与党への支持は高い。昨年の総選挙の出口調査で比例区の自民党に投票した人は60代で29%だったが、20代は47%に上った。
 教育のせいなのか。周囲から浮くのを恐れるのか。50代の記者も加わって議論したが、答えは出ない。
(略)
 早稲田大学准教授の遠藤晶久さん(40)は6年前、政治意識の調査をして、あることに気づいた。「若い世代に何かが起きている」
 学生に政党名を示し、「保守」と「革新」の間に位置づけてもらう。パソコン画面で回答者がどこに視線を向けたかが分かる。
 自民は保守であり、社民や共産は革新政党だというのが「政治の常識」だ。しかし、回答者は目をさまよわせていた。
 うーんと思ったのもつかの間、遠藤さんは驚くべき視線の動きを目にした。通常は保守とされる日本維新の会で迷わず「革新」を選び、逆に共産党は「保守」寄りだったのだ。
 年長世代とは正反対の結果が出たのは、なぜか。知人の研究者に聞いて回ったが、みな首をかしげた。その後も調査を重ねると、20代から40代までが同じ傾向を示していた。
 これは「若者は無知だから」と切り捨てる話ではないと遠藤さんは考える。若い世代は、革新という政治用語を「変化」や「改革」ぐらいの意味だととらえているのだ。「世代を超えて通じ合う政治の言葉が失われつつあるのではないか」
 当初、自民は保守側に位置していたが、最近は真ん中に寄っている。これは若い世代に改革政党と映り始めていることを意味する。
(略)


ひらたくまとめると、改憲したい勢力や安倍内閣支持層が悪で若者がそういう悪に惹かれるのはなぜだろう、という問いかけです。

前提が間違っているんじゃないですか、としかいいようがありません。

そもそも、こういう頭から決めつける態度が若者の不信感をかきたてているのです。「いたたまれない気持ちになる」のはこの記事を読んだ私の方です。

遠藤准教授の調査も噴飯ものです。

最近、「革新」という言葉を使わなくなったからというにすぎません。選挙ポスターでも「革新」という文字は見ませんし、マスコミ報道でも非自民勢力は「革新」ではなく「リベラル」といいます。この記事の引用しなかった部分でも「革新」という言葉は使わず「リベラル」としています。

これでは、各政党が「保守」と「革新」のどちらかに属するかと訊かれても答えられない人がいても不思議ではありません。

『自民は保守であり、社民や共産は革新政党だというのが「政治の常識」』というのがもう間違っているのです。

「若者は無知だから」ではありません。遠藤准教授と彼の知人の研究者が非常識なだけです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

老人のその様な姿を見ると、私も心が痛みます。
誰の言葉だったか
「反抗しない若者は情熱が足りず、老成して反抗し続ける者は知能が足りない」
そう言う事ですね。。。

Re: No title

私は似たようなフレーズで「共産主義」を入れたものを聞いたことがあります。これはチャーチルだったかと思います。(^^)
sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle