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【テレビ】NHKスペシャル「人工知能 天使か悪魔か 2018 」

9月15日NHKで放送したNHKスペシャル「人工知能 天使か悪魔か 2018 未来がわかる その時あなたは…」の感想です。

人工知能(AI)のレポートです。

AIを使った天気予報をする会社があります。九州の豪雨災害では自治体がこの会社と契約し、避難指示や避難解除の判断に役立てています。

アメリカでは犯罪捜査に活用しています。AIが犯罪の起きそうな時間・場所を予報し、それに合わせてパトロールを強化する仕組みです。また、将来、犯罪を犯しそうな人巻き込まれそうな人を抽出し、事前に警官が警告しにいくことも始まっています。

アメリカの医療の分野では、臓器移植の順番を決めるのをAIにまかせることがあります。従来の判断では移植を受けられなかった患者が受けられたり、逆に移植をしてもらえない患者が出ています。

日本では婚活会社がAIを導入しマッチングをしています。本人の書いたプロフィールから、内容ではなく、接続詞の使い方や語法のくせなどで分析し、相性のいいカップルを見つけようというものです。

■感想
AIの予測結果が実際にどの程度的中しているのかという点が軽視されていました。雨の予測が当たったと言っていますが、確かに降りはじめの時間ややむ時間は当たっていましたが、雨量などはかなり外れているように見えました。犯罪予測も確かにそこでマリファナ常用者がいたのですが、AIの予測していない日もいたのかもしれませんし、AIの予測していなかった場所にも犯罪はあったのかもしれません。当たった例だけをことさらに取り上げて、”天使”呼ばわりするのは、合点がいきません。カップルのマッチングはその最たるもので、本当にそのマッチングでうまく行っているのか実績を見ないと判断できません。

臓器移植の順番を決めるのにAIを使うことが理不尽な結果を生むという主張もありましたが、臓器の数より患者の数が多ければ臓器をもらえない患者がでるのは、AIが判断しようが人間が判断しようが同じです。その理不尽はAIの問題ではなく、臓器移植というものについて回っているものです。この件でAIを”悪魔”呼ばわりするのは間違っています。

臓器移植の判断で、移植を受けた場合と受けない場合の10年後の生存率を比較して率が上の人に臓器を提供するというシステムでした。これによりこれまで医者の判断で移植を受けられなかった70歳くらいの高齢者も移植を受けられるようになった、ということです。

テレビでは触れていませんんが、この”10年後”という基準値をAIに入力したのは人間のはずです。仮に20年後の生存率で比較するように命令したら、70歳の患者が移植を受けられるチャンスは薄くなります。50年後で比較したらほぼないでしょう。つまり70歳の高齢者が移植を受けられたのはAIの功績(罪)だけでなく、人間の功績(罪)という面が大きくはずです。

つまり、
・AIの予測がどれだけ正しかったのかという検証が十分でない
・人間がしていた判断をAIにさせただけというだけでAIに恐れを抱くのはバランスを欠いている
・AIの功績(罪)なのか、AIに命令した人間の功績(罪)なのかという区別をつけていない
という点に不満を持ちました。

ただし、現状のAI活用のレポートとしては興味深くみられました。

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No title

>Iが犯罪の起きそうな時間・場所を予報
御存じか判りませんが、アニメ「PSYCHO-PASS」を彷彿とさせる話ですね。

Re: No title

アニメ「PSYCHO-PASS」は知っています。シーズン1、2だけでなく劇場版も観ました。(^O^)
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えいび

Author:えいび
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