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【朝日新聞】『「日本人」って?私のモヤモヤ』

9月24日朝日新聞社会面『「日本人」って?私のモヤモヤ 大坂選手の快挙で多用されるが…』より

 女子テニスの大坂なおみ選手(20)=日清食品=が全米オープンに続き、東レ・パンパシフィック・オープンで決勝に進出した。人気が高まり、テレビも連日取り上げている。快進撃を喜びつつ、応援や報道で「日本」や「日本人」が多用されることに違和感を抱く人たちがいる。
(略)
 大坂選手は父がハイチ出身で、母が日本人。全米オープンで優勝してから、メディアやSNSでは「日本人初の快挙」「日本の新しいビッグスターを応援しましょう」という言葉が躍る。
 早稲田大生の岩澤直美さん(23)は「うれしいニュース」と思いながらも、「日本人初」という盛り上がり方にモヤモヤを覚える。父が日本人で、母がチェコ人。両親は、「日本でも欧米でもポピュラーな名前」である「ナオミ」と付けたという。旧約聖書「ルツ記」に登場する女性の名前だ。
 モヤモヤの根にあるのは、普段の自分の体験とのズレだ。生後間もなくから大半を日本で暮らし、国籍は日本。しぐさや表情などから、海外では「日本人」として扱われ、自身もそのように考えている。
 だが、日本で「何人?」と問われ、「日本人です」と答えると「違うでしょ」と否定される。不動産屋で「うちはジャパニーズ・オンリー」と断られた経験もある。友人らと飲食店に入れば、「彼女は何を頼みますか?」と岩澤さんを除いてやりとりが進む。「いつも『外側』にいる感覚。見た目や言葉などで『日本人』の中に入る、何重かのドアの開かれる数が違う」と話す。「『何人』というくくりでなく、一人ひとりに向き合ってほしい」と岩澤さんは語る。
(略)
 「『混血』と『日本人』 ハーフ・ダブル・ミックスの社会史」の著書がある社会学者の下地ローレンス吉孝さん(31)は「外国人」を他者とすることで「日本人」が輪郭づけられ、「境界をつくるのに『問題』となる混血やハーフは、どちらか一方に区分されてきた」と指摘する。「それにより、ハーフの存在は見えにくくなり、差別や問題はないものとされたが、単純な二分法と現実の間に齟齬がある」という。
 人口動態統計によると、2017年に日本で生まれた子どもの約2%は、親のどちらかが日本以外の国籍だ。下地さんは「『日本人』の多様性は既に現実のものだ。当たり前で固定的だと思われていた『日本人』が問い直されているのではないか」と語る。(荻原千明)


見かけが外国人なら初見の人に日本人扱いされないのは不自然ではありません。怒ることでも嘆くことでもありません。

不動産屋や飲食店の店員からすれば、初めて会った人の外見が外人だったからから日本人と違う対応を取っただけです。初めて会った人に「一人ひとりに向き合」え、というのは無理があります。

もともとの知り合いからいつまでたっても外人扱いされるので疎外感を感じます、というのであれば分かりますが、初対面の人の反応を例として出すのはおかしいようでしょう。

自国民と外国人、あるいは自民族と他民族を区別するのは日本人(日本民族)に限ったことではありません。他者の集団と区別することで「自分たち」を確立するのは一般的なことです。

そうとは書いていませんが、記事は言外に”日本社会は偏狭だ”という決めつけがあるように見えます。

日本では、地理的な事情からあまり外部とは関わらずに生きてきたため、顔立ちのことなる「日本人」に慣れていないというのはあります。しかし、それは歴史的な経緯からそうなったのであって、差別心が強いとか偏狭だとかいう理由ではないと思います。
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No title

まあ、なんというか、見た目が黒人系で日本語もマトモに喋れない人を「日本人!」と喧伝されても、こっちはモヤモヤしちゃいますよw
そんな事より、国籍の怪しい議員を徹底糾弾して欲しい所です。

Re: No title

> そんな事より、国籍の怪しい議員を徹底糾弾して欲しい所です。
議員もそうですが、国籍の怪しいジャーナリストも一杯いますよね(笑)
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えいび

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