FC2ブログ

【朝日新聞】恵方巻

2月5日朝日新聞朝刊の社会面『恵方巻き、今年も作りすぎ 「廃棄するな」、コンビニ社員自腹も』より

 コンビニエンスストアのキャンペーンをきっかけに、全国的に節分の行事として定着した「恵方巻き」。近年、大量廃棄が問題になり、今年は事前に農林水産省が業界に文書で注意を促す事態になった。それでも、一夜明けた4日、食品リサイクル工場を訪ねると、多くの食材が運び込まれていた。
 500リットルのコンテナ一面を埋める細切りのキュウリ。焼きそばやおにぎりとともに詰め込まれた酢飯や卵焼き。4日午前、神奈川県相模原市の食品リサイクル会社「日本フードエコロジーセンター」には、恵方巻き用とみられる食材が食品工場などから大量に運び込まれていた。リサイクルされ、豚の飼料になる。
(略) 
 問題は廃棄だけではない。西日本のコンビニで働く社員は「本部から売り上げは前年以上にするようにいわれて仕入れ、廃棄も出すなと言われ、結局社員で6万円分を買い取った」。
 都内でコンビニを経営する60代男性は「本部から強く言われて発注を増やしても結局売れず、捨てているのが実態。恵方巻きは『福』でなく『廃棄が来た』という感じ。オーナーの間では『廃棄丸かぶりずし』とも呼んでいます」。こうした事態は、クリスマスケーキや土用の丑の日のウナギなどの季節商品でも起きているという。
(略) 
 欠品が許されない小売店、それに対応するため食材を多めに調達する工場、右肩上がりの売り上げ目標――。井出さんは「恵方巻きは象徴的だが、同じことは365日起きている。廃棄のコストは価格に転嫁され、焼却処理の費用は税金だ。消費者への影響も大きい」と指摘する。


食べ物を粗末にするのはよくない、というのは世界中の人が思っているのかどうかはよくわかりませんが、大方の日本人には共通しているようです。そのせいか去年あたりから捨てられる恵方巻がやり玉にあがってきています。なぜかクリスマスケーキについては聞きませんが・・・

しかし、この論調にはやや混乱があるように思います。その典型としてこの記事を引用しました。

まず、大量の恵方巻が食品リサイクル工場で飼料に転換されているということですが、厳密に言えばこれは”食べ物の廃棄”ではありません。飼料として活用しているのですから。

ノリに巻いたりする手間が無駄だったではないかという反論があるかもしれませんが、それは手間が無駄になったのであって食べ物を無駄にしたのとは違います。

コンビニのオーナーやアルバイトに買わせているのも”食べ物の廃棄”ではありません。立場の弱い人間に順繰りに押し付けるのはどうか、というのはもっともな指摘ですが、これは恵方巻だけでなく、また食品だけでなく起きていることですので、別途論じるべきことだと思います。

資本主義の国なのですから、無駄だろうがなんだろうが業者の責任で作って売れ残ったら業者が損をするというのが原則です。しかし、食べ物であるが故に理屈では割り切れない倫理観に我々は支配されているのだと思います。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle