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【朝日新聞】河野洋平氏のインタビュー

3月5日朝日新聞朝刊オピニオン欄。元衆院議長・元自民党総裁の河野洋平氏のインタビューが載りました。

(略)
 ――93年に小沢一郎さんや武村正義さんらが離党して自民党は分裂、衆院選をへて下野しました。河野さんも76年のロッキード事件後に離党して新自由クラブを結党しています。
 「のちの人たちは生き延びようとして新党をつくったが、ぼくらは永久政権と言われた自民党を飛び出して生き残る確率は極めて小さかった。当時は政党交付金はなくて大変な借金もつくった。いまと違い党内は右から左まで幅広くて居場所がないわけではなかったが、金権批判で民意が離れていたことが離党の最大の理由です」
(略)
 ――そもそも政治改革の発端は政治とカネの問題でした。
 「宮沢さんは当初、英国式の腐敗防止法で政治腐敗をなくせると考えていましたが、それでは世論が収まらないと小選挙区制に進まざるを得なかった。企業献金については党政治改革委員長だった後藤田正晴さんに『政治資金はゼロにはできないが1人1億円とか上限を決めましょう』と話をしたんです。ところが後藤田さんは『絶対にダメだ』と。『政党や政治家を法律で縛るのはできるだけ少なくしようや。法律で縛ってしまうといつの日か権力者に悪用され、政治家が抑え込まれる。政治家は自分の良識で抑えるべきものだ』という。先輩政治家には、戦前の嫌な思い出が知識や実体験としてあったんですね」
 ――改革がもたらした今の政治をどう見ていますか。
 「候補者が有権者から支持をもらうよりも、党幹部から公認をもらうことの方が難しくなった。小選挙区制は政党の純化を求めるわけです。多様性の観点から候補者を選べなくなった。その欠陥がわかっていたから比例代表並立制にしたのです。小選挙区で多くの死票が出る弊害をなくす狙いだったのに、復活当選で小選挙区の保険のように使われてしまっている」
(略)
 ――社会党に代わる民主党への評価は。
 「厳しい時代を歩んだ社会党と決定的に違うのは選挙に対する心構えだと思う。昔の社会党は労働組合としっかり提携していたこともあって地に足がついていた。民主党など新しい人たちは、運良く風が吹けば当選するし、風が吹かなければだめでも仕方がないと思っているふしがある」
(略)
 ――穏健なハト派は自民党から消えてしまったのでしょうか。
 「例えば安倍さんはずっと憲法改正にこだわっている。平成以降、自民党のほとんどの首相が国会演説で改憲に触れなくても党内から少しも不満は出なかった。改憲勢力が党内にずっといるのは間違いないが、安倍さんがあんなに力んで改憲を言うのは驚くべきことです。外国人労働者問題にしても『これは移民政策ではない』とそこだけにこだわっている。そこだけ主張がとんがる。本来はそんなとんがりを打ち消す波が党内から出てこないといけないのに、そうならないのは異常に思えます」
(略)



「いまと違い党内は右から左まで幅広くて居場所がないわけではなかった」とのことですが、昔の自民党は「田中派支配」だの「経世会支配」だのと言われる時期がありました。

河野氏は、こういう時期も含めて昔の自民党を評価しているのでしょうか?

なんか不思議な感じがします。


「昔の社会党は労働組合としっかり提携していたこともあって地に足がついていた」とのことですが、労組に応援されていることを「地に足がついていた」と表現するのも不可解です。

それに民主党だって労働組合に応援されていました。

ありていに言って、そこそこ票を集めればよかった中選挙区の時代と半数の票を取らなければならない小選挙区の時代との違いではないでしょうか


「本来はそんなとんがりを打ち消す波が党内から出てこないといけない」というのも変な感じです。政党なのですから、政治的意見はある一定程度のまとまりがあるべきです。

自民党の綱領から考えて安倍総裁の方針がおかしいわけではありません。

むしろ、政治的主張の一致ではなく、数の多いグループに従っていた「田中派支配」「経世会支配」の方が異常だと思います。

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