FC2ブログ

【朝日新聞】役所が指針をつくれば、民間はついてくるのか?

3月14日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「私の視点」のコーナー。元内閣外政審議室長・登誠一郎氏の「日常生活の年表記 西暦使用、指針作っては」より 

(略)
 インターネットが発達し、企業活動や文化、スポーツなど様々な分野で海外との交流が日常的になっている今日、元号を主としていては、国際社会との意思疎通に支障をきたす恐れも少なくない。
 そこで元号が変わるこの機会に、政府が主導してガイドラインを設け、日常生活に関するものについては原則として西暦を使用し、元号は特別の事由がある場合や「平成時代」というような時代区分を示す場合にのみ用いることにしてはどうだろうか。1979年に元号法が制定されたが、一部にある、「元号の不使用は皇位軽視に当たる」との批判は見当違いだと考える。
 天皇陛下が国民全体の深い尊敬と敬意を集めていることは全く疑いのないことだが、元号の使用はこれとは別の問題である。
 通常の日付を表すのに、元号のみで表記したり、西暦に加えて元号を表記したりすることのメリットはほとんど考えられない。逆に、改元の際の莫大なコスト、両者の混同による誤解など多くの不都合が生じる。例えば「2009年3月」を「09年3月」と書くと、「平成9年3月」と誤解されかねない。以上の諸理由から、元号の使用は限定し、通常は西暦の表記とすべきだ。
(略)
現在は省庁によってばらばらのホームページや公文書が西暦中心となれば、おのずと民間部門でもそれにならう例が増えて、混乱や不都合も解消されていくものと信じる。


私は外資系IT企業に勤めているせいか、仕事で使うのはすべて西暦です。官公庁系のシステムをいじっていると違うのかもしれませんが、すべて西暦で間に合っています。

ところで、「国際社会との意思疎通に支障をきたす恐れ」というのはちょっと違うと思います。

外国語で書く場合(外人が読む前提なら)は、初めから西暦で書きます。外人が日本語を読むのであれば、「支障」は暦だけではないはずですので、そこまで外人に配慮する必要はないのではないかと思います。

「2009年3月」を「09年3月」と書くと誤解されるというのはその通りですが、これはそういう省略をする方に問題があると思います。西暦なら「2009年3月」と四桁で、和暦なら「平成09年3月」と元号を省略せずに書くべきです。

なお「2000年問題」の原因は、「1990年3月」を「90年3月」と表せばいいと考えたのことにあります。

ただし、和暦が西暦(というか、ある起点からひたすら繰り上げる方式の暦)に劣るのは、複雑になることと、将来の「年」がはっきりしないことです。

例えば、平成2年と昭和5年のどちらが新しいかは、平成と昭和の順序を知らなければ分かりません。平成・昭和だったら今なら誰もが理解できますが、100年後200年後となるとその限りではありません。

将来の「年」がはっきりしないので、運転免許証の期限が「平成三十二年」と書かれると、その年になって失念する恐れがあります。

便利さでいえば和暦は劣るというのは否定しようがないことです。それでも愛着があれば使い続けるでしょう。今回の、新元号の予想というか当てっこ、は微笑ましいものだと思いました。

ところで、登氏の話で一番面白かったのは、官公庁で表記の基準をつくれば民間はついてくる、という発想です。これがお役人さまの普通の発想なのでしょうか?
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle