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【朝日新聞】自己責任論

5月5日朝日新聞朝刊東京面。「明日も喋ろう」のコーナー。教育NPO理事長・今井紀明氏のインタビュー。今井氏は、2004年にイラクで、他の日本人二名とともに拉致されました。武装勢力は自衛隊の撤退を要求しましたが、日本政府は応じないまま解放されました。拉致当初から解放後も自己責任という言葉で多くの批判が寄せられたことで有名です。

(略)
あのとき自分たちに対して吹き荒れた「自己責任論」は今も日本社会に根付いていると感じます。昨年10月、シリアで3年拘束されたフリージャーナリストの安田純平さんが解放され帰国した時も、やはり同じような声が上がりました。
自己責任論や、他人を切り捨てることで、社会に不寛容がばらまかれます。そうすると、切り捨てられた側も批判された側も、双方が生きづらくなる。そうしてまた他者を切り捨てる。社会はより不寛容んじなる。今、そんな無限ループに陥っている気がします。
自分と異なる意見を持つ人との対話はしんどい。誰でも、自分の意見が正しいと信じたいですから。
(略)


イラク人質事件の時に未成年でしたので、世間のバッシングはちょっと酷だったようにも思います。人質への非難というのはどうやら日本だけの現象らしかったです(外国のことはよく知らないので、マスコミの受け売りですが)。

なぜ、日本だけこういうバッシングがあったのかといえば、おそらく1977年に日本赤軍が起こしたダッカ日航機ハイジャック事件が原因でしょう。この時、福田赳夫総理が「一人の生命は地球より重い」と言って、身代金の支払い犯罪者の引き渡しをしました。

当時の政府は、テロリストの交渉という信じられないことをしましたが、この時の人質はただ旅客機に乗っていただけでなんの責任もない人たちでしたので彼らに危害が加えられるのはなんとしても避けたかったというのは分からないでもありません。

一方、イラクで人質になった三人は事情が大きくことなります。どう違うかといえば人質になった経緯が自分の責任だったということです。

私が理解するかぎりフリージャーナリストの安田氏は、自己責任を自覚していました。自己責任でやっているのだから政府は仕事の邪魔をしないでくれ、というのが一貫した姿勢です。批判されたのは、できる範囲で努力した政府関係者への感謝の気持ちがないのでは、ということであったように思います。

今井氏があの事件とその後のバッシングで人生が変わってしまったのは気の毒に思わないでもないです。しかし、人質になった経緯から考えて、例えばハイジャックでいきなり人質にされた人間と扱いが違うのは仕方ない、とは思わないのでしょうか。すでの三十歳を超える今井氏ですが、私にはいまだに考えが幼いように思いました。
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