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【朝日新聞】タレント学者の芸?

5月10日朝日新聞文化・文芸欄。『肥大する星条旗、いまや「国体」』政治学者・白井聡氏のインタビュー記事です。
 

――令和になりました。
 「元号がかわった。それだけのことです。メディアでは新時代という言葉がやたらと使われた。元号がかわったから新時代がくる。よく考えると意味が分かりません。答えられる人はいるんでしょうか。にもかかわらず、テレビでは街の人にマイクを向け、『良い時代が来るといいな』という類いのコメントが繰り返し放送された」
(略)
できるだけ自分の身近に貧しい人、面倒な人にいてほしくないという風潮が当たり前になった。国民統合という理念が放棄されたと考えます。「統合」は遠い過去の話で、「統合の象徴」である天皇制も揺らいでいる」
――揺らいでいますか。天皇制への支持は平成を通して強くなっています。
「皇居にいる天皇だけをみても今日の「天皇制なるもの」がどう機能しているか理解できません。理解する上で「国体」という概念が欠かせません。国体とは、日本は天皇を頂点に置く「家族」のような共同体であるとする観念です。天皇と国民は「愛し、愛される」関係で、その後の天皇制ファシズムの温床になりました。一般的には敗戦後の民主主義改革によって解体されたとされますが、今なお形を変えて国体が維持されている」
――形を変えた国体とは。天皇制に何らかの変化があったということですか。
「敗戦を境に米国が「天皇」化していったのです。象徴的に言えば、菊=天皇制と星条旗=米国、の結合は戦後日本社会を形づくってきましたが、平成では星条旗の存在が肥大化し、国体になった。菊はむしろ小さくなっていった一方、米国への従属は当たり前になっている。
(略)


根拠もなくテキトーなことを持って回った言い方で喋っているようにしか思えません。

戦後、米国が「天皇」化して、平成になって米国の存在が肥大化して国体になった(日本国民が米国を愛し、米国に愛されていると思っている関係になった)ということですが、根拠が示されていません。

それどころか、記者が指摘するように平成を通じて天皇制への支持は強くなっています。天皇制への支持が減って、その分米国への信頼度が増したというならまだしも、白井氏の言うところの「菊」は小さくなっていないのです。したがって「菊」にかわって「星条旗」が国体になったというのは間違っています。

根拠のない感想を喋りまくるというのは学問とは言えません。タレント学者の芸でしょうか。

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「菊」「US」の定義が20世紀と21世紀とでは違う?

レーニンに影響を受け空想的社会学者的なご発言を楽しく?
でも、ノートをまとめたような感じで

「永続敗戦レジーム」としての菊と星条旗
つまり、
 「菊と刀」
を基層に置いて、戦後日本のアイデンティティは
 「菊と星条旗」
に変容し
それは、核という何でも切ることができる刀の庇護下で形成された、戦後の無責任体制。
ということなのかしら?

日本共産党が繰り返してきた主張の周辺を、論客ぶってつま先立ちで
って、そんな感じも少し

平成の天皇制って、平成天皇と美智子妃殿下の影響のもとで、とても人間的な天皇制に移行していったのでは?
日本の家庭の原点をお示しになって、そのお姿が貴く爽やかで、政治思想を越えて支持されるようになった、ということで、20世紀の歴史社会学的な意味での「菊」とは違うように思います。

Re: 「菊」「US」の定義が20世紀と21世紀とでは違う?

白井氏の論考がどこからきているのか、私にはちょっと理解しづらいものがありました。
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