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【テレビ】フランケンシュタインの誘惑E+  第八話「人を操る 恐怖の脳チップ」

Eテレにて放送。

主人公はホセ・デルガード(1915~2011)です。スペインの脳科学者で、主にアメリカで業績を残しています。脳に電気刺激を与えることで感情を操作するという実験に取り組んでいました

1915年:スペイン・ロンダで、眼科医の家に生まれる
1936年:スペイン内戦。マドリード大学で父と同じ眼科医を目指していたデルダードは共和国軍の医療部隊に参加
1939年:マドリードが陥落し内戦はフランコの勝利に終わる。デルガードら共和国軍兵士は強制収容所に送られる。ここでの悲惨な体験が、暴力的な傾向の人間の脳を操るというアイデアを生む
1939年:デルガード、脳の研究を始める
1946年:アメリカ・エール大学の特別研究員になる。脳を操るチップを開発し、動物実験をする
1952年:人体実験に移行
1960年:群れの上位の猿の脳にチップを埋め込み、スイッチを下位の猿に持たせる実験を始める。上位の猿が威嚇を始めると、下位の猿はスイッチを押して上位の猿をおとなしくさせるという実験に成功する。これを人間に応用すれば、独裁者の脳に埋め込んだチップを市民が操作することで理想社会が作れるという発想である。この時期にはロボトミー手術の負の面が知れ渡ってきたため、デルガートの実験にも逆風がふく
1963年:スペインの闘牛場で、牛の脳に埋め込んだチップで牛を操る実験映像を撮る。これが評判になって米軍から資金提供を受けることになる
デルガードの元同僚が「脳チップを使えば、スラム街で暴動を起こす黒人の暴力的な傾向を抑えることができるだろう」と発言。別の科学者は、男性同性愛者の脳を電気で刺激し異性愛者に作り替える実験をする。
これらの発言・実験で、世論の反発は強まり、デルガートが矢面にたつ
1974年:デルガード、エール大学をやめ、スペインに帰国。スペインでも研究を続ける
1985年:モスクワの米大使館にソ連が微弱な電話攻撃をしているという疑いをアメリカのテレビ番組が特集。デルガードがインタビューに答え、再びスポットライトがあたる
1990年:デルガードは研究の一線から退く。
脳チップは目覚ましく進歩を遂げ、パーキンソン病患者の治療に使われる。電気刺激でPTSDに苦しむ患者の記憶を削除することも可能になった。また米軍は否定しているが、脳にチップを埋め込んだ兵士を米軍が研究しているとスクープされる。
2005年:デルガード再渡米。しかし、彼の業績を覚えているものはいなかった。彼の論文の引用もほとんどなされていない。
2011年:96歳で死去

■感想
脳にチップを埋め込むとか電気刺激で操るとかいうと不気味なものを感じてしまいますが、現実にパーキンソン病の治療で効果が出ているということなので頭から否定はできないのだと思います。

しかし、闘牛場での映像データを見ると、科学的実験というより、大衆向けの宣伝っぽい感じがします。第一話のロバート・コーニッシュと似ているのかもしれません。だいたい、脳に電気が走ったら、突進する牛が止まるのは当たり前のことかもしれません。脳を操作された、というのとはちょっと違うようにも思います。ここらへんのところがデルガードの業績が無視された理由なのかもしれません。
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