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【本】知っていますか? 死刑と人権 一問一答

知っていますか?死刑と人権一問一答知っていますか?死刑と人権一問一答
(1999/12)
アムネスティインターナショナル日本支部

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「はじめに」より引用します。

この本では、アムネスティ・インターナショナルがこれまでに受けた死刑に関する多くの疑問や質問のなかからいくつかを選んで、それに答えるという形で、私たちがなぜ死刑に反対しているかを述べています。


私は、死刑に賛成でも反対でもありません。仮釈放のない終身刑ができるなら死刑制度は廃止してもかまわないと思っています。死刑廃止論者の理由を確認するために読んでみました。


P10より引用します。

「国民の多くが死刑を支持している」ために今すぐ死刑を廃止することがむずかしいとしても、死刑の執行を停止して死刑存廃の議論を深め、死刑廃止に向けた環境をつくっていくことは可能なはずです。


死刑廃止論者に感じる最大の疑問はここにあらわれています。正当な裁判で確定している死刑の執行を、手続きを無視して止めろ、という主張です。死刑を廃止すべき、と考えているなら堂々と刑法を改正する運動を起こすべきです。


P11より引用します。

一方、日本の刑法には「終身刑」という刑罰はありませんが、「死刑」に代わる刑として、現在注目されています。世論調査などによれば、「牢獄から生涯出られない終身刑が認められれば、死刑を廃止してもよい」という意見もあります。しかし、「長期間かけて執行する刑であり、結局は死刑と同じである」「仮出獄なしは、希望をすべて奪う点で残虐である」という反発も存在します。そこで恩赦による減刑を制度化した終身刑や、仮釈放許可期間を十五年、二十年に設定できる無期刑はどうか、という議論も出ています


死刑廃止論者に感じる第二の疑問がこれです。死刑を廃止した後、どういう刑罰がいいのか意見がまとまっていません。とにかく死刑を廃止することだけが一致しているだけです。「議論も出ています」などとひとごとのように言うのではなく、自分はこのように考えていると打ち出すべきです。


冤罪の可能性など、確かに死刑廃止論者のいうことには耳を傾ける必要はあります。しかし、彼らの主張はとにかく死刑を廃止しさえすればいい、というようにしか見えません。これが、死刑には賛成でも反対でもない私が読んだこの本の正直な感想です。


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