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【テレビ】NHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」

多系統萎縮症(全身を激しい痛みが襲い、やがて人工呼吸器と胃ろうが必要になる難病)を患った51歳の女性がスイスで安楽死を選ぶ姿を追います。

3年前に病気を告知され、自殺を試みるも力が入らず失敗。そこで、スイスの民間安楽死協会に登録します。

女性には姉二人と妹がいます。姉二人は女性が安楽死を選んだことを認めていますが、妹は反対していました。それでも女性は安楽死の決意を変えませんでした。

姉二人に付き添われ、スイスに到着。医者から意思の確認されます。2日間の猶予が与えられ、その間に考えが変われば帰国することもできます。また、安楽死の基準に達していないと判断されたら帰国せざるを得ません。

2日後に、安楽死可能の知らせを受け、点滴に薬物が入れられます。点滴から体に流れるスイッチは女性本人の手にゆだねられます。

女性は姉二人への感謝の言葉を残して、スイッチを押しました。

衝撃的なのは、この間のやり取りはすべてカメラの前で行われていたということです。カメラの前で女性は息を引き取りました。

番組は、同じ病を患う別の女性も追っています。この女性はいずれ人工呼吸器の世話になることも受け入れてました。

■データ
日本では消極的安楽死(延命処置の中止・差し控え)は行われていますが、積極的安楽死(致死薬の処方・投与)は認められていません。

積極的安楽死を行っている国は
オランダ
ベルギー
ルクセンブルク
スイス
カナダ
コロンビア
アメリカ(一部の州)
オーストラリアのビクトリア(予定)

安楽死に必要は主要件は次の通り
・耐え難い苦痛がある
・明確な意思表示がある
・回復の見込みがない
・治療の代替手段がない

■感想
重たいテーマです。当事者でもないのに安楽死を選んだことの良し悪しを簡単には言えません。安楽死を選んだ人も、消極的安楽死さえ拒否した人も、それぞれ精一杯生きているのは伝わりました。自分が同じ病気になったら、という考えもよぎりますが、そういう仮定の話では申告に悩んだ彼女たちに及ばない思考実験でしかないでしょう。

安楽死というものに真剣に考えていなかったとは言え、外国で安楽死ができるというのは知りませんでした。おそらく多くの日本人が私同様に知らなかったのだと思います。日本人全体として、この話題をなんとなく避けていたのかもしれません。

安楽死を認めている国はほぼ欧米文化圏です。コロンビアはちょっと違うかも、という程度です。よくも悪くも、先頭をいくのはいまだに欧米文明だということに忸怩たる思いがしました。
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わたくしも拝見いたしました

NHKの安楽死に関する番組
わたくしも見ました。

哀しく痛ましい決断で、どう考えていいのかわからないまま、涙が止まりませんでした。

わたくしは、
  生きる権利のなかには、死を選ぶ権利も含まれている
と考えてきました。今も変わりません。

 自分のことについて自分で決定する権利
は、最も基本的な権利 だと思います。

死を選ぶことについては、あまりに悲しく、つらく、せつなく
でも
その時が来たら 自分で自分の進む道を決めたい、と思うのです。
最後に醜悪なことになり、周りの方々に迷惑や不快な思いをさせて生きるのはイヤ。
 気持ちよく安らかに、できるだけ美しく サヨナラ を

って、そういうのがいいなあ、と思っています。


「安楽死」
この名称そのものが、すでに予定調和的に結論っぽく
議論をするときにミスリードしてしまうかも、、、


Re: わたくしも拝見いたしました

確かに、観ていてつらくなる番組でしたね。
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