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【テレビ】フランケンシュタインの誘惑E+  第十話「宇宙に魂を売った男」

Eテレにて放送。

第九話の感想を飛ばしました。第九話はマリー・キュリーの話で、以前「第二話」として放送されすでに感想を書いています。

第十話の主人公はヴェルナー・フォン・ブラウン(1912~1977)です。第二次大戦中ドイツでV2ロケットを開発し、戦後はアメリカで宇宙ロケットの開発の中心となった工学者です。

1912年:ドイツで貴族の家に生まれる
1930年:ベルリン工科大学入学。宇宙ロケットの研究をする
1932年:ロケット技術を応用したミサイル開発のアイデアを引っ提げてドイツ陸軍に入る。
1937年:開発部門のリーダーになる。
1945年:ソ連軍が迫ってきたことでドイツの敗北を確信。仲間とともにアメリカへの亡命を企てる
1955年:アメリカの市民権(国籍)を取得
1958年:NASA発足。マーシャル宇宙飛行センター所長に就任
1969年:人類初の月面着陸に成功
1972年:アポロ計画終結とともにNASAを去る
1977年:すい臓がんで死去

アメリカで赤狩りが吹き荒れた時に、フォン・ブラウンの前歴も問題になりました。ナチス親衛隊にいたこと。ミサイル開発のために強制収容所の捕虜を劣悪な環境で働かせ二万人の死者を出したこと。V2ロケットによって1万人を超える死者が出たこと、などです。

いずれに対しても、フォン・ブラウンは責任を認めませんでした。捕虜の環境については知らなかった、V2ロケットの犠牲者についても同様の見解です。

NASAの宇宙開発が成功したことでフォン・ブラウンは英雄視されたこともあり、公に非難をされることはありませんでした。

■感想
これまで番組で取り上げてきた兵器開発の科学者たちは、多かれ少なかれ”愛国心”が動機でした。しかしこのフォン・ブラウンという人にはドイツに対する愛国心というのがまるで見えません。もしかしたら亡命先のアメリカにも愛国心を持たなかったのかもしれません。ひたすらロケット開発のためだけに生き、それに必要な資金提供を国家に求めてきただけという、”潔さ”さえ見受けられます。

なお、捕虜に労役を課すのは悪いこととはされていませんでしたし、労働環境が悪かったことをフォン・ブラウンのせいにするのはちょっと無理があるのかもしれません。
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