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【新聞】朝日新聞社説:尖閣ビデオ流出―冷徹、慎重に対処せよ

11月6日の朝日新聞に、尖閣諸島での海上保安庁の舟と中国漁船の衝突時のビデオが流失したことに対する社説が載っていました。ここ

まず、政府の情報が流出したことに対する懸念を表明しています。

もとより政府が持つ情報は国民共有の財産であり、できる限り公開されるべきものである。政府が隠しておきたい情報もネットを通じて世界中に暴露されることが相次ぐ時代でもある。
 ただ、外交や防衛、事件捜査など特定分野では、当面秘匿することがやむをえない情報がある。


基本的には政府の情報は公開すべきだが、外交・防衛・事件捜査などの特定分野では秘匿もやむをえないものがある、との主張です。

ここで思ったのですが、これは、仮にこのビデオがYouTubeでなく朝日新聞に持ち込まれたら、握りつぶした可能性がありますよ、と言っているのと同然です。今回の情報を流出させた人にとってはYouTubeを使ったのは正解だったようです。

さらに社説は続きます。

流出により、もはやビデオを非公開にしておく意味はないとして、全面公開を求める声が強まる気配もある。
しかし、政府の意思としてビデオを公開することは、意に反する流出とはまったく異なる意味合いを帯びる。短絡的な判断は慎まなければならない。
中国で「巡視船が漁船の進路を妨害した」と報じられていることが中国国民の反感を助長している面はあろう。とはいえ中国政府はそもそも領有権を主張する尖閣周辺で日本政府が警察権を行使すること自体を認めていない。映像を公開し、漁船が故意にぶつけてきた証拠をつきつけたとしても、中国政府が態度を変えることはあるまい。

(中略)

ビデオの扱いは、外交上の得失を冷徹に吟味し、慎重に判断すべきだ。



もはや秘匿する意味はないのだから全面公開をせよ、という意見に対し、政府の判断で公開するのは政治的意味合いが付加されるので、慎重に判断すべき、と主張しています。要するに、公開するな、ということです。しかし、公開すべきでない具体的な理由は一切あげていません。それどころが公開しても「中国政府が態度を変えることはあるまい」とまで言っています。

邪推まじりですが、日本政府が秘匿し続けることが中国政府への忠誠の証し、とでも考えているのでしょうか。実に、不可解な社説だと思いました。







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