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【本】居眠り磐音 決定版01 陽炎の辻

映画になった「居眠り磐音」の原作です。
映画の感想はここです。【映画】居眠り磐音

映画への疑問として
ⅰ)勝手に脱藩なんてできるのか?
ⅱ)許嫁に挨拶もせずに脱藩して江戸に行くとは不人情では?
ⅲ)ただの田舎侍が江戸の両替商にアドバイスできるほどの知恵があるのは?
と三点を挙げていました。

原作を読んで分かりました。
ⅰ)脱藩は問題行動ですが、父親も隠居していたわけでなく妹に婿をとって跡目を継がせるという計画でした。それでも父親にお咎めがあるのでは、と懸念はしている描写があります。
ⅱ)友人との斬り合いの末、勝利したものの手傷を負ったので療養中に許嫁一家は行方をくらましています。主人公が、不人情で切り捨てた、ということではありませんでした。
ⅲ)江戸詰めになる前から、父親から、これからは商売が大事なので留意するように言われています。両替商にアドバイスできるというのは微妙ですが、それなりの素養は培われていたようです。

やはり映像化に問題があったようです。

原作を読んでの疑問もあります。
ⅳ)いくら友人と斬り合ったにせよ、脱藩して浪人暮らしを選ぶ心の動きがわからない
ⅴ)両替商には用心棒として雇われただけなのに、妙に積極的に関わろうとしている。かといって取り入って重用されようという意図もない模様。つまり、主人公の行動の動機が分からない。
ⅵ)お金に困っている浪人暮らしなのに、金銭への執着心が薄い。
つまり、主人公は、正義の側に立ち、頭が切れ、金銭欲も名誉欲もない理想のヒーローという設定があるだけで、現実にいる人間という感じがしません。キャラが立ってない、というやつです。

ただ、このシリーズは長大で(51巻+外伝1巻)、その一巻目ということで、パイロット版みたいなものなのかもしれません。人気があるということなので数冊読んでいけば、じわじわ面白さがわかるのかもしれません。


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えいび

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