【映画】見えない目撃者
主演:吉岡里帆
犯罪スリラーです。事故で視力を失ったもと婦人警官が、誘拐らしきものを「目撃」します。警察は取り合ってくれないので、自ら被害者を救いに立ち上がります。
よくあるTVの二時間ドラマみたいなものかと思ってみましたが、さすがに劇場で見せるだけあってきちんとしたものでした。
ただ、いくつもの違和感はありました。
まず、主人公が活躍しすぎです。当初、警察が信用してくれなかったので頑張るのはいいのですが、中盤では警察も重大事件と認識しています。なのに、いくら元警官とはいっても、一般人で盲目の女性がからみ過ぎです。犯人のいるらしい屋敷に行くのに、警察官が一人で盲目の女性と男子高校生をつれていくというのも変すぎます。
殺人鬼ががいるとわかっている屋敷で、一人で誘拐された人がいないかと「誰かいませんか~」と声をあげて探すのも変です。応援を呼んだのだから待っているのが普通です。
他にもいくつもの変なところがあるのですが、一番変だったのは次の二つです。
かつて類似した事件(6人が猟奇的に殺される)があったのが報道規制されていて、警察官ですら知らなかったということです。そんなことはあり得ません。
それと、横浜の地下鉄の駅で、主人公は犯人に追われるのですが、ほぼ無人です。高校生が遊んでいるような時間ですから、19時くらいでしょうか。その時間ならどの駅も混雑とまではいきませんが、人が大勢行き来しているはずです。
家に帰って調べて分かったのですが、この映画は韓国映画のリメイクでした。韓国は昔は軍事政権だったので、猟奇事件の報道を規制するというのがありうるのかもしれません。また、韓国の地方だと人の行きかわない駅というのもあるのかもしれません。
舞台を日本に置き換えるときの無理がたたったの可能性があります。
それにしてもチラシを隅々まで読んでも韓国映画のリメイクであるとは一言もありません。時勢が時勢だからかもしれませんが、韓国映画のリメイクだからといって客が忌避するとは思えません。関係者にはもう少し堂々として欲しいと思います。
欠点は多々ありますが、盲目の人が現場を思い返すシーンは秀逸ですし、トラウマを克服するためだと思いますが主人公が頑張るのも動機としては納得がいきます。
まずまずの出来だと思います。
犯罪スリラーです。事故で視力を失ったもと婦人警官が、誘拐らしきものを「目撃」します。警察は取り合ってくれないので、自ら被害者を救いに立ち上がります。
よくあるTVの二時間ドラマみたいなものかと思ってみましたが、さすがに劇場で見せるだけあってきちんとしたものでした。
ただ、いくつもの違和感はありました。
まず、主人公が活躍しすぎです。当初、警察が信用してくれなかったので頑張るのはいいのですが、中盤では警察も重大事件と認識しています。なのに、いくら元警官とはいっても、一般人で盲目の女性がからみ過ぎです。犯人のいるらしい屋敷に行くのに、警察官が一人で盲目の女性と男子高校生をつれていくというのも変すぎます。
殺人鬼ががいるとわかっている屋敷で、一人で誘拐された人がいないかと「誰かいませんか~」と声をあげて探すのも変です。応援を呼んだのだから待っているのが普通です。
他にもいくつもの変なところがあるのですが、一番変だったのは次の二つです。
かつて類似した事件(6人が猟奇的に殺される)があったのが報道規制されていて、警察官ですら知らなかったということです。そんなことはあり得ません。
それと、横浜の地下鉄の駅で、主人公は犯人に追われるのですが、ほぼ無人です。高校生が遊んでいるような時間ですから、19時くらいでしょうか。その時間ならどの駅も混雑とまではいきませんが、人が大勢行き来しているはずです。
家に帰って調べて分かったのですが、この映画は韓国映画のリメイクでした。韓国は昔は軍事政権だったので、猟奇事件の報道を規制するというのがありうるのかもしれません。また、韓国の地方だと人の行きかわない駅というのもあるのかもしれません。
舞台を日本に置き換えるときの無理がたたったの可能性があります。
それにしてもチラシを隅々まで読んでも韓国映画のリメイクであるとは一言もありません。時勢が時勢だからかもしれませんが、韓国映画のリメイクだからといって客が忌避するとは思えません。関係者にはもう少し堂々として欲しいと思います。
欠点は多々ありますが、盲目の人が現場を思い返すシーンは秀逸ですし、トラウマを克服するためだと思いますが主人公が頑張るのも動機としては納得がいきます。
まずまずの出来だと思います。
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