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【朝日新聞】また、どこにでも性差別を発見する人たち

10月13日朝日新聞朝刊オピニオン欄の『「イクメン」どう思う?』は男性の子育ての特集です。諸外国にくらべて日本の男が子育てに参加する割合が低く、その傾向は昔から変わっていないことを示すグラフが示されています。いわゆる”日本の男女格差は大きい”ということを訴えたい記事だと思います。

グラフを見ると、「6歳未満のこどもを持つ親の1日の家事・育児時間」(総務省社会生活基本調査)では、1996年では男性は50分くらいで女性は450分くらい。2016年になっても、男性の80分に対して女性は450分くらいです。日本の男は女性の五分の一ほども家事をしていないというデータです。

国際比較をした「親の育児時間(1日)の国際比較」(総務省社会基本調査)では、
米国の男は180分、女は320分
英国の男は170分、女は350分
仏の男は160分、女は340分
独の男は180分、女は380分
スウェーデンの男は200分、女は320分
ノルウェーの男は190分、女は320分
と読み取れます。

このグラフを見ると、日本の男は突出して家事・育児をしていませんし、女は比較的多くの時間を家事・育児に費やしています。

しかし、ちょっと待っていただきたい。

まず、国際比較で、男女の家事・育児を合算した数値がこれほど違うのはどういうわけでしょう。

例えば夫婦二人の家庭ではなく、三代同居だったらお婆さん・お爺さんが家事に参加しているのかもしれません。お手伝いさんや子守りを雇っていたら、夫婦の家事・育児時間は少なくなります。こうした文化的な違いを考慮に入れる必要があります。

また、”あなたは家事・育児に何分費やしていますか?”という質問だったとすると、つまり何を家事・育児なのかを定義せずに自己判断させていると、国民性によっては好き勝手に家事・育児時間に含めてしまいます。

さらに、共稼ぎ夫婦の場合は、食事はデリバリーで掃除もたまにという家庭もあるでしょう。つまり共稼ぎの多い国と専業主婦の多い国を数字だけ比較するのはナンセンスです。

仮に夫婦子供だけの世帯に限り、外での働き方のパターンも同一のサンプルを選び、何を家事・育児にするかを定義して調査したとします。その場合、なぜ日本の女性が他国に比べて家事・育児に時間を費やしているのかが気になります。日本の女性は、手抜くことを嫌う文化的傾向があるのかもしれません。

このように考えると、日本の男が妻に協力しないといった見解は、結論を急ぎ過ぎているように思います。
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