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【朝日新聞】「なぜ止められないのか」

11月30日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「耕論」のコーナーは、「なぜ止められないのか」と題して、大学入学共通テストの英語民間試験の延期と東京五輪のマラソン・競歩の札幌開催に変更したことを取り上げています。その中から一ノ瀬俊也埼玉大学教授の「組織のメンツ、戦時と同じ」を引用します。

 最近の「撤退劇」をみる限り、日本の政府や組織の体質は、太平洋戦争時と何ら変わっていないように感じます。
 開戦時、工業力の差を考えれば、日本が米国に勝てる見込みはほぼありませんでした。海軍はそれを知りながら「米国とは戦えない」と言えませんでした。対米戦を名目に政府の予算を獲得していたからです。陸軍も日中戦争で多くの人命が失われ、巨額の戦費を費やしていた。引くに引けなかったのです。
 文部科学省も今回、日本人の英語力向上のためと民間試験への予算を獲得し、直前まで準備に奔走していました。「身の丈」発言の前に延期していたら、存在意義が問われたでしょう。そこにあるのは組織のメンツだと思います。
(略)
 日本型組織のもう一つの特徴として、きっかけさえあれば驚くほど方向転換が早い点が挙げられます。
 戦争末期、海軍は沖縄戦での敗北で、政府内で終戦を働きかけます。陸軍は本土決戦まで想定していましたが、「国体護持」という大義名分がたつと、降伏を受け入れました。今回のマラソンの開催地変更も「国際オリンピック委員会の決定」という大義名分ができると、土壇場の変更を受け入れました。
 「一億総特攻」から「一億総懺悔」という変わり身の早い国民性は今も変わっていないように見えます。あの戦争から日本人は何を学んだのでしょうか。



11月19日に発表された朝日新聞の世論調査では、英語の民間試験活用に賛成が30%、反対が49%。マラソンと競歩の札幌開催に賛成が39%、反対が45%です。

参)【世論調査】朝日新聞11月19日発表

これでは「驚くほどの方向転換」で「変わり身が早い」とは言えません。

一ノ瀬氏の専攻は日本近現代史・軍事史なので、太平洋戦争時の振る舞いが今も日本で息づいているということにしたいのでしょうが、現実は違います。


国が方針を変更するのは日本に限らずあると思います。

一ノ瀬氏は「日本の政府や組織の体質は」「日本型組織のもう一つの特徴」と日本・日本と連呼していますが、他国との比べて日本の体質や特徴だという根拠が示されていません。

これでは床屋政談のレベルです。
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