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【朝日新聞】不法滞在の両親の子

12月13日朝日新聞夕刊。「取材考記」のコーナー。大阪社会部玉置太郎記者の『不正入国の両親、国内で生まれ育った子 在留資格は…姉弟の「明日」を思う』より

 ペルーから偽造旅券で不正に入国した両親のもと、大阪府で生まれ育った高校生の姉弟を、今春から取材してきた。父親(62)は逮捕され、2016年に強制送還された。残された母子も国外退去を命じられ、一時的に収容を解かれる仮放免の状態で暮らす。
 母子は17年、国に在留特別許可を求める訴訟を起こした。姉弟はスペイン語をほとんど話せず、ペルーでは生活を築けない。姉弟のそばには母親(53)が必要だ。弁護団はそう訴えた。よりどころとしたのは、日本も批准する子どもの権利条約。「すべての措置は子どもの最善の利益を主として考慮する」と定める。しかし、大阪地裁は先月末、「在留特別許可は法務大臣に裁量権があり、条約には制約されない」と訴えを退けた。
 公判のたび、法廷には30人ほどの支援者が訪れた。長女(18)が通う府立高の校長は、法務大臣に嘆願書を出した。地域の元教師は毎週自宅に通い、勉強を支えた。一家が地域に受け入れられてきたことを、こうした事実が物語る。
(略) 
 まして、姉弟は日本で生まれ育った。長女は私に「将来の夢は持てない」と言った。「やりたいことが見つかっても、明日があるかもわかれへんし」と。十数年間、生まれ故郷で築いてきた生活が、明日なくなるかもしれない。そう思いながら暮らす子どもたちの姿を、想像してみてほしい。


法律がどうなっているのかはともかく、日本で生まれ育ってスペイン語を話せないのであれば、ペルーに帰国させるというのはかわいそうです。親はともかく子供にはなんの責任もありません。あやしげな留学生を日本で雇用するより、こういう若者に手を差し伸べるべきかと思います。

一方で、不法滞在をしている親を送還するのは当然です。自分の意志で日本に来て自分の意志で不法滞在をした以上、その結末は受け入れるべきです。子供を盾に居座ることを許してはいけません。

18歳の子供が親の庇護もなしに暮らせないではないか、という意見もあるかと思います。しかし仮に両親が犯罪を犯して刑務所に送られたら、その子供は親類が引き取るなり施設で暮らすなりします。けっして子供のために親を刑務所に送るのをやめよう、とはならないでしょう。

不法滞在が刑務所に送られる刑事事件と同じだと言っているわけではありません。子供を理由にして親が責任をとることを免除されないという点が同じだという主張です。

余談ですが、「地域の元教師は毎週自宅に通い、勉強を支えた」というのが気になりました。

これは今は教師をやめているけど、当時はその生徒の先生だった人が、毎週自宅に通っていた、という意味でしょうか?

それとも、むかしどこかで教員をしていたというだけでその生徒と学校での接点のなかった人が、ボランティアみたいな感覚で毎週自宅に通っていたということでしょうか?

記者本人はわかっているのでしょうが、伝わりにくい文章です。
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