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【朝日新聞】安住国会対策委員長の張り紙

2月6日の天声人語を引用します。

他者を排除せず、意見の違いを認める。そんな寛容な社会を大切にする者への戒めがある。「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容たるべきでない」。フランス文学者の渡辺一夫が残した言葉だ
もともと寛容さを持っていた古代ローマ社会は、初期キリスト教については弾圧の道を選んだ。他の教えを認めない、あまりに不寛容な宗教だったからだ。しかしそのやり方は、キリスト教側をますますいきり立たせたと渡辺は書いている。不寛容の連鎖である。
渡辺の言葉を思い出したのは、4日の米国議会の映像を見たからだ。トランプ大統領が一般教書演説を終えた瞬間のことである。後ろにいた野党・民主党のペロシ下院議員が、その演説原稿をびりびりとやぶいてしまった。
演説の直前に、ペロシ氏が握手しようと手を差し出したが、トランプ氏から無視される一幕があった。非礼を非礼で返したのか。あるいは、政敵を徹底的にこきおろしてきたトランプ氏の不寛容さを、まねてみたのか
日本の国会では、立憲民主党の安住淳国会対策委員長の信じがたい振る舞いがあった。国会の廊下から見えるところに新聞各紙の政治記事を張り出し、気に入らないものには「くず」「出入り禁止」などと書き込んでいたという。この国の政治の不寛容さの毒は、野党にまで回っているのか。
政治家の品位を考えると絶望的になる話が、日本でも米国でも伝わってくる。単なる偶然ではないように思う。


まぜっかえして言うわけでもないですが、不寛容に対して不寛容に接するのがいけないのであれば、安住氏の張り紙に対しても寛容の精神で接するべき、という理屈になるはずです。

おそらく朝日新聞の記事が「くず」とか「出入り禁止」と言われたわけではないと思いますが、それでも国会議員が新聞記事の悪口を張り出したというのは、逆鱗に触れたようです。

しかし、単に「信じがたい振る舞い」と切り捨てるのではなく、どこがどう悪いかを順序だてて説明すべきです。

私なりに安住氏の批判をすれば、「くず」だけではどこがどうくずなのかを論評していません。作文・小論文のたぐいだったら0点です。

「出入り禁止」はちょっと質が違う問題です。民主義社会では政治家はマスコミを出入り禁止にすることは許されません。いくらマスコミが嫌いであっても、その後ろには主権者がいます。マスコミを出入り禁止にするということは有権者を出入り禁止にしたのと同じであり、それは民主主義体制下の政治家の自己否定です。
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論戦を期待します!

張り紙事件 品位の点で問題はあるのでしょうが

それよりも,安住淳さまご自身のお立場や政治的理念を明確にしたうえで,評価の基準をお示しになり,評価の根拠や理由を明らかにすべきです。

  ゴメンナサイ
  ボク,間違っていました
で終わりとしてしまうと
 評価は正しい
 表示した方法が間違っていた
ということにもなりかねません。

とくに産経新聞は,安住さまから 新聞社として公正さを欠き失格 とされたのですから,安住さまのお考えを紙上に掲載し,そのうえで安住さまと論を交わすべきです。

産経新聞自体が,この事件を冷笑して終わりとするのであれば,安住さまのご指摘通り メディアとしての能力が極めて低劣で社会的存在価値がない と評価されても仕方がありません。

なーんだ、この程度

立憲民主党国会対策委員長安住サマの張り紙事件について
「論外」評価を受けメディアとして失格の評価を受けた産経新聞の対応は?

「モンテーニュとの対話」69(産経新聞2020/02/14)で取り上げています。
で、反論はといえば、山尾志桜里サマのTwitterを掲載するだけ? 
確かに山尾さまのTwitterは、民主主義・公党・表現の自由・権力などについて明晰に論じられ、安住さまの無知無能無責任を指弾しています。しかし、それはそれとして、安住さまから「論外」扱いされた産経新聞は、社としてどのような対応をなさるのでしょう?
結局、山尾さまのTwitterを川の向こうからなぞり、ふやけたことばでつぶやくだけ?

やっぱり産経新聞は「論外」ランクなのかしら、、、
と、つぶやいてみたりしまして

Re: なーんだ、この程度

PIEさん
いつもコメントありがとうございます。
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