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【時事問題】セカンドレイプ

2月27日朝日新聞朝刊がセカンドレイプ(強姦被害者が、周囲の心無い言葉や偏見で傷つくこと)について報じていました。その中で、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、望まない性行為で精神的苦痛を受けたとして元TBS記者の山口敬之さんを訴えた民事裁判の判決後の山口氏の発言を取り上げています。

山口氏は「本当に性被害に遭った方」から聞いた話として「記者会見の場で笑ったり、上を見たり、テレビに出演してあのような表情をすることは絶対ないと証言してくださった」と話しました。

この発言がセカンドレイプに当たるという批判です。

記事は公平をきすためか山口氏にも真意を訊いていますので引用します。

私は「性犯罪被害者は笑うべきでない」などとは一度も言っていません。私が記者会見で述べたのは、「実際に性犯罪被害に遭った方から、『本当の性犯罪被害者は伊藤さんのような言動はしない』というご意見と情報提供があった」という事実です。私の考えではありません。性被害者の方がどういう行動をするのか、私は全く知りませんし、言及するつもりもありません。
 (発言がセカンドレイプにあたるとの批判があることについて)そもそもファーストレイプはあったのですか? 私は「伊藤さんは性被害者ではない」と主張しています。会見の場では、私が主張していることを補強してくれる意見なので紹介しました。同じ意見の方を増やすことが、私にとっては喫緊の課題です。そのためにした発言で批判を受けることは、納得できません。


山口氏は、そもそもレイプ自体がないという立場ですので、性犯罪被害者の言動とは思えないという意見を紹介しただけだ、という主張です。

批判者は、おそらくレイプ自体が存在しているという立場ですので、セカンドレイプだと非難しています。

事の真偽は私にはわかりませんので、それについての論評は控えます。しかし、仮にこの件が山口氏のいうように濡れ衣だったとしても、一般論として”性被害者は伊藤さんのような言動はしない”と第三者の意見に言及したのは問題です。

山口氏が「性被害者の方がどういう行動をするのか、私は全く知りませんし、言及するつもりもありません」のであれば、匿名の情報提供者の考えを紹介すべきではありません。

情報提供者が実在するのかどうかもわかりません。実在していたとしても、性被害に関する見識をもった人間かどうかも疑わしいところです。

仮に、この件が濡れ衣だったとしても、他の性犯罪被害者への偏見を深める行為です。

情報提供者なる者が自分の責任で、”性犯罪被害者の言動としておかしい”と言うのであれば、それはそれですが・・・
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朝日の切り取りです

伊藤詩織で検索していたら貴ブログに行き当たりました。

くだんの山口発言は、冒頭に「本当の性被害を受けた方は、顔を出すか出さないかではなくて、それを訴えることは、ボクは当然の権利だし、それを受け止めるのは社会の義務だと思います。ただ、伊藤さんは性犯罪被害者ではありません。」とあるのですが、全マスコミがこの部分を削って報道しています。

それと、この事件は、伊藤詩織氏が2年以上にわたって警察とのやり取りを秘密録音した音声データを公開すれば、ほとんどの謎が明らかになるのですけどね。

秘密録音については、彼女自らがBBCのサイトで語っています。
BBC Two
Japan's Secret Shame
Shiori Ito: Japan’s attitudes to allegations of sexual violence are locked in the past

https://www.bbc.co.uk/programmes/articles/3z44Njyr5wzm3wbVMGZ7tFr/shiori-ito-japan-s-attitudes-to-allegations-of-sexual-violence-are-locked-in-the-past

『It was at this time, that I had make the shift in my head from complainant to journalist - I started to analyse how the police were handling the case and decided to record all my meetings with them. Since then I have set a digital recorder going in my bra just before entering any police station. I was always scared what they would do or say if they found out that I was recording, as I had no lawyer at that time, but I felt I had to have a record of their approach. The only way I have been able to continue has been to completely compartmentalise my feelings - I had to treat this as a story I was following: I was seeking the truth as a journalist, detached and dispassionate. That is still the way I try to frame it in my mind.

The recordings that I had collected over two years finally became a book, that published last year - my journalistic training, and the fact that I had recordings of so many conversations meant that the publisher’s lawyers could be satisfied that my account of my treatment after I made the rape allegation was fair and accurate.』
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