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【朝日新聞】天声人語(3月19日)

3月19日の天声人語は昨日死刑判決が出た「やまゆり」事件についてです。

(略)
植松聖被告が「意思疎通ができない障害者は不幸を作る」と凶行に及んだことは、常人の理解を超える。しかしその源流にある言動はどうか。「子どもが障害者なら育てられない」という大学時代の言葉が裁判で示された。自分とは異質だと、どれだけの人が言い切れるだろう。
常軌を逸した犯罪ゆえ、こう言って片づけたくなる。あれは「狂気」だと。本当にそうか。事件が突きつけ、これからも突き刺さってくる問いである。


私は「やまゆり」事件については、一貫して『あれは「狂気」だ』と思っています。それに対して、天声人語はそれではいけないという立場です。

おのれをかえりみずに他者の不当な行為を指弾するのは、直感的にはカッコ悪いことです。

みずからの中に植松被告に通じるものがないか問い直すべし、という警句はカッコいいし、文章の型としても理解できます。

だが、ちょっと待ってほしい。

私も介護をしたことがあるので分かりますが、時々面倒になりますし、この生活がいつまで続くのかと気が遠くなることもあります。おそらくその果てに介護殺人という悲劇があるのだと思います。

介護殺人を擁護するわけではありませんが、さかしらに非難することもできません。追い詰められてない人間が、追い詰められた人間の行為を非難するのは難しいことです。

したがって、介護殺人だったら、常軌を逸した犯罪だ、で片づけるべきではありません。

しかし、植松被告の犯罪は、自分とは直接かかわりのない障碍者を、家族に頼まれたわけでもないのに、不要なものだとして殺傷したのです。

あんなものは狂気にほかなりません。それで片づけるのが正しいと思います。

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