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【朝日新聞】新型コロナ

3月25日朝日新聞朝刊オピニオン欄。世界エイズ・結核・マラリア対策基金戦略投資効果局長の國井修氏のインタビュー記事です。

(略)
--ではどう感じたのですか
「途上国では新型コロナ以上の威力を持つ病原体が多く流行してきましたが、世界はそれほど真剣に取り組んできませんでした。それが主要7ヵ国(G7)が当事者になるとこんな反応になるんだなと。少し冷静に見ています」
--先進国が無関心だったと?
「1990年代に現地調査に行ったアフリカのエボラ出血熱を思い出します。当時、致死率は90%以上ともいわれましたが、薬の開発や資金協力を訴えても、先進国はそれほど本気になりませんでした。先進国で流行しない限り、製薬会社や研究者もあまり関心をもたないのです。ソマリアにいた時も内戦と干ばつに加えて、コレラが大流行しまいたが、国際社会からの十分な支援はもらえませんでした。」
(略)
--WHOが当初「推奨しない」とした海外への渡航制限も結局、各国が乗り出しました。
「病原体の流入を防ぐことはできませんが、感染拡大を遅らせる効果はあるかもしれないということで、科学的判断というより政治的判断だと思います。こうした強硬な対策は今後・その効果をきちんと評価・分析し、社会・経済的損失とのバランスをよく検討する必要があります」
(略)



感染症と闘う国際基金からすれば、アフリカで流行したエボラ出血熱も世界で流行している新型コロナも、感染症という点では同じです。致死率やら感染能力で関心の差が生まれても、先進国で流行しているからといって特に重大とは考えないというのはわかります。

しかし国家は自国民を守るためにあるのですから、自国に降りかかった感染症とあまり関りのない遠くの国の感染所で真剣度が違うというのは当たりまえです。それを道義的に非難しても無意味です。

疑問を感じるのは、新型コロナよりはるかに多くの死者を毎年出しているインフルエンザには特別注意を払わないことです。イベント中止要請も、国境封鎖も、全国一斉休校もありません。

よく聞くのが、インフルエンザには予防注射もあるし薬もあるので新型コロナとは違う、という説明です。

しかしインフルエンザの予防注射をしても絶対にかからないわけではありません。薬を飲んでも死ぬ人は死にます。インフルエンザでも新型コロナでも、死の危険があることにかわりありません。

遠い国の感染症と自国に入ってきた感染症で対応が違うのは不思議ではありませんが、同じように流行しているインフルエンザと新型コロナで扱いの差がある理由が私にはよくわかりません。


WHOが推奨しない国境封鎖を各国がやっているのは各国はWHOの言うことを重んじていないからですし、「感染拡大を遅らせる効果はあるかもしれない」なら、科学的判断として間違っていません。

時間がたてば有効な対策が生まれるかもしれませんし、一時期に患者が爆発的に増えることを抑制できます。

WHOがなんで推奨しないのか理解できません。

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