【朝日新聞】どう思いますか:“国勢調査”
11月11日の朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。テーマは”国勢調査”です。一般人の投書はそれぞれの実情を訴える内容で面白いのですが、識者からの意見を引用します。東京外国語大学大学院特任教授・佐藤正広氏の「自分たちも使う意識と教育必要」です。
調査員の経験者からは、不在の人が多くて苦労したとか町内会の仕事として安価で強制してこられて迷惑したとかの苦情の投書が来ています。
こんな国勢調査なんてやめてしまえばいいではないか、というのはもっともな意見なのですが、それに対して佐藤氏は、住民基本台帳では正確ではないので政策の立案に使えない、だから国勢調査は必要、と反論しています。
しかしその舌の根も乾かぬうちに、100年前と意識が変わり回収率は86.9%だと告白しています。
だったら国勢調査だって「正確な人口が把握できません」じゃないですか?
無理な理屈で必要性を訴えるのを聞くと、国勢調査というのは利権の温床じゃないかという気がふつふつと湧いてきます。
参)
【時事問題】国勢調査
【時事問題】国勢調査員のバッグ
例えば、学校や高齢者施設を造る際に、どの地域に何歳の人がどんな割合で住んでいるかという情報は不可欠です。そこを明らかにできるのが国勢調査。住民基本台帳で代替可能ではという声を聞きますが、転入転出の届け出をせずに引っ越す人がいるため、正確な人口が把握できません。
(略)
調査への意識は「国家への一員だ」と積極的に協力した100年前から大きく変わりました。プライバシーを暴かれ面倒なだけとの感覚は強くなっています。住環境の変化で、調査員が訪問しづらい問題もあります。前回調査の回収率は86.9%。日本に住むすべての人が対象の「全数調査」といえるのか疑問です
(略)
調査員の経験者からは、不在の人が多くて苦労したとか町内会の仕事として安価で強制してこられて迷惑したとかの苦情の投書が来ています。
こんな国勢調査なんてやめてしまえばいいではないか、というのはもっともな意見なのですが、それに対して佐藤氏は、住民基本台帳では正確ではないので政策の立案に使えない、だから国勢調査は必要、と反論しています。
しかしその舌の根も乾かぬうちに、100年前と意識が変わり回収率は86.9%だと告白しています。
だったら国勢調査だって「正確な人口が把握できません」じゃないですか?
無理な理屈で必要性を訴えるのを聞くと、国勢調査というのは利権の温床じゃないかという気がふつふつと湧いてきます。
参)
【時事問題】国勢調査
【時事問題】国勢調査員のバッグ
スポンサーサイト