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【しんぶん赤旗】東北新社問題

2月21日しんぶん赤旗の主張を引用します。

 放送事業会社「東北新社」に勤務する菅義偉首相の長男(元総務相秘書官)が総務省幹部を接待していた問題は、放送行政をゆがめた疑惑としての様相を深めています。会食中に衛星放送の話が出たことを「記憶にない」と言い張ってきた総務省幹部は、「BS」などの発言があったことを認めました。同社関連の衛星放送の認定更新の直前に、接待が続いたことも疑いを強めています。不可解な点が多すぎます。菅政権は、事実を包み隠さず明らかにすべきです。
(略) 
 問題なのは、菅首相の政治家としての責任です。総務副大臣と総務相を務めた首相の総務省への影響力はいまも絶大とされます。吉田総務審議官や湯本審議官は、首相長男が菅総務相秘書官時代に知り合ったことを認めています。秋本局長は、他の放送事業者との会食は東北新社ほど多くないと述べています。幹部が接待に応じた背景として、「首相の威光」があったことは疑いの余地はありません。
(略)
 行政がゆがめられ、首相周辺に近い人物が優遇される構図は、安倍晋三前政権下の「森友」「加計」「桜を見る会」と共通しています。「特別扱い」と「私物化」の政治を一掃することが急務です。


今話題になっている東北新社の接待事件です。

私にはこの疑惑の追及が腑に落ちません。「絵」が見えないからです。

森友や加計の場合の「絵」ははっきりしてます。首相の近しい人間に役人が忖度して便宜をはかった、という「絵」です。事実かどうかはともかく、この「絵」を立証すれば追及側の勝ち、とはっきりしてます。

しかし東北新社疑惑の場合、東北新社が所轄の総務省の役人を接待したということだけで、その「絵」に首相の息子が入ってきません。

接待なのだから、東北新社が下、総務省が上という立場になります。総務省が首相の息子に忖度したのであれば、東北新社が上になってしまいます。

首相の息子を擁する東北新社が上なら接待なんかしないで、東北新社の要求を総務省が受け入れるはずです。

”本当は接待を受けてはいけないけど首相の息子がいるから飲み食いさせてもらった。飲み食いさせてもらったから便宜をはかった”というのはいかにも不自然です。

こういう無理な追及に一生懸命だから野党の支持が伸びないのだと思います。
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