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【朝日新聞】情報社会と大学 見えぬ壁越える若者育てよ

1月5日 朝日新聞朝刊オピニオン欄より。
東京大副学長の吉見俊哉氏が「情報社会と大学 見えぬ壁越える若者育てよ」という一文が載りました。

(前略)
今日の世界では「壁」は、防壁や隔離という以上に、しばしば融合や越境のシンボルである。それならばいっそのこと、人類史上最大の壁で、日中の大学院生が、原発問題からサブカルチャーまで多様なテーマで「壁を越える」方法を集中討議しようというわけだった。
21世紀のアジアで中国の存在感は一層増大する。その際、日中間の見えない壁とは何か。それを超える方策とは何か。東シナ海の領有権のような政治問題に集中すると議論は袋小路になる。しかし視点をずらし、次世代が共有するテーマについて多面的に対話すれば、多くの迂回路から日中共通の認識基盤を構築できるだろう。
(中略)
情報社会は壁が容易に越えられる社会だが、同時に容易に壁が生まれていく社会でもある。世界は一元化に向かいつつ、多元化に向かう。そこでは知的財産権からネオ・ナショナリズムまで、様々な新しい壁も出現していく。しかし正解は、壁がなくなればいいというのではない。新しい壁の出現には理由がある。見えない壁の存在を自覚しつつ、それでも壁を乗り超え続ける意志と能力のある若者を育てていくことに、未来の大学の役割がある。

壁を越えることが善であると決め付けていますが、根拠が示されていません。同じ言語を話す同国人であっても壁はできます。人が社会で生きていくためには壁は必然であるばかりか必要なのだと思います。壁を乗り越えるのが悪いとは言いませんが、乗り越えないのが悪いとは言い切れないはずです。

政治問題を離れ両国の若者が壁を超えて連帯する、という図に夢を託しているのでしょうが、私には無邪気な御伽噺の聞こえます。
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